50代 男性 会社員
1週間前のゴルフ後から、腰に違和感が出始める。その後、立ち上がる・起き上がるなどの動作開始時に腰からお尻にかけて痛みが走るようになった。
状態・検査
骨盤が右に引っ張られるような歪みがでており、身体を右側に曲げる時に左のお尻がつるような感じになり倒しづらい。身体を前に倒す時には腰~お尻にかけて痛みがあり、左の太腿の裏に突っ張るような違和感が出る。背中~腰にかけて緊張はあるが、特に左のお尻の筋肉に硬い緊張がみられる。
治療
筋緊張が目立つ腰やお尻の筋肉を中心に鍼やお灸を使い緩めていく。突っ張りの出た左太もも裏の筋肉の他に、側腹の筋肉にも顕著な筋緊張があり、あわせてこの緊張も取っていく。週に1回のペースで治療を行い、3回目の治療時には動作時の痛みは消え、右に流れていた骨盤も中心に戻って来た。お尻にはやや違和感が残っている。
今回のケースでは、骨盤が右に流れていた原因はこの骨盤周辺の筋肉の過緊張にあり、おそらくスイング時に軸となっている身体の左側の筋肉が疲労で凝り固まった事にあったようです。筋肉が凝り固まると、伸び縮みする本来の動きができなくなり、動きにブレーキをかけてしまうことになります。これが痛みの原因になります。同じ動作や同じ筋肉を使い続ける時には誰にでも起こりうることです。ストレッチや適度な運動など、普段使わない筋肉を動かすセルフケアは忘れずに。
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ためしてガッテン、今週放送は、『鍼』でした。
鍼は知っていても、どんなときに行ったら良いのか、どんなことをやるのか、分からないことが受診率が低い理由の一つと思います。
今回放送で、鍼灸への関心、理解がたかまり、鍼を受けてくれる方が増えてくれることを願います。
実際、今週はガッテンを見たという患者様が数名いっしゃました。普段は近くにお勤めの方が多いですが、年配の方が多かったです。NHKの影響力は大きいですね。
2/13(水)
NHKためしてガッテンにて、私の母校国際鍼灸専門学校の恩師、粕谷大智先生が出演されます。
セルフケアがメインですが、鍼灸も紹介してくれるそうです。
その翌週2/20(水)には、 1/23(水)放送予定でしたが、テニスで延期になりました
慢性痛しびれが改善!逆子も治る!?東洋の神秘「はり治療」SP(仮)
が放送されます。鍼灸の認知度が高まり、受診につながれば嬉しいことで。昨年鍼灸がNHKで放送された時には、問い合わせが多くありました。ご来院された、患者様に満足していただけるよう、EDO鍼灸スタッフ一同、知識技術の研鑽を怠らず、更なるスキルアップに励んで参ります!
寒い日が続きますね。
冷えが原因と思われる、首、肩、腰などの痛みの症状を訴える方が増えてます。
特に首筋は、衣服の外に出ていますので、冷えやすいのです。
暖房の聞いた、電車、室内で汗ばんでしまうと、外の冷たい外気にあたってしまうと首筋は冷えやすくなります。
マフラー、ネックウォーマーなどを持ち歩き、首筋を冷やさないよう、お気をつけください。
数年前の大雪↓
本日今年最後の営業です。
今日は最終日で、予約もいっぱいで、皆様鍼納めにいらっしゃいました。
すこしお休みを頂き、飲み過ぎ食べ過ぎに気を付けて(笑)来年からの施術にパワーを蓄えてきます!
来年もEDO鍼灸治療院スタッフ一同、皆様の健康な生活のお役に立てます様、精進してまいります!
こんにちは。
11月半ばにパリで行われた世界鍼灸学会の様子を少しご紹介します。
発表内容が多岐に渡っていて非常に面白かったです。
出店業者も沢山来ていて、日本のお灸も売られていました。下の写真の奥にせんねん灸があるのが見えるでしょうか。
フランス産のお灸のブースもありました。フランスでは通常は漢方も一緒に処方されるので、漢方エキスのブースもありました。
ひとつ発表を紹介します。
皮膚の傷跡、手術跡を鍼灸治療することにより不快症状が劇的に改善する例について発表している方がいました。
日本での研究会でも古傷の治療をすることで、思いがけない改善がみられるということは結構言われていることです。
スライドは甲状腺がんの手術後の痛みに対して鍼灸治療を行った例です。
演者はフランス人女性でしたが、傷跡に注目して治療する人はあまりいないので、皆さん是非やってみて欲しい、と熱く語っていました。
2018年11月17日
パリ学会会場にて
中島
今年も早いものであと2週間、慌ただしい毎日を過ごされている方が多いと思われます。
疲れ・寒さで体調を崩したり、身体に痛みを感じる方が多くみられる季節です。鍼灸治療で忙しいこの時期を乗り切りましょう。
年内は29日(土)まで、年始は1/4(金)から営業しております。鍼灸ケアで年末・年始の疲れを癒しにきて下さいね。
職業
デスクワーク 40代 男性
症状
・2週間ほど前より
・ゴルフ練習で筋肉痛の後、歩行時、左腰に違和感・痛みを感じる
・普段は腰痛など感じていない、このような症状は初めて
状態チェック
・L2~S1付近の筋の緊張(特に左側)
・腰の前屈、後屈、左側屈、右側屈、右回旋で痛みは出ない。
・腰の左回旋時のみ左腰に痛みが出る。
・脚に痺れなどの症状は出ない。
施術と経過
側臥位(左上)にて腰部(左右、L2 ~S1)へ鍼施術。臀部と大腿、下腿へは左側のみ刺鍼。置鍼中、施術部位に棒灸で瀉法を施した後、軽く補法。抜鍼後、立位にて左回旋、痛みのでる状態を保持し患部に刺鍼。施術3回目で歩行時の違和感などが改善したのでゴルフに行った。その後、最初ほどではないが違和感・痛みが戻る。施術4回目で腰の痛みは一番ひどいときの半分以下となり、10回の施術で違和感・痛みは消失。
現在は健康維持のため鍼灸治療継続中。
鍼灸治療は痛みが出てからだけではなく、痛みなどの症状がない場合の健康維持にも効果的です。
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