カテゴリ: 首肩

右肩の痛み

50代 女性 デスクワーク

症状

右肩甲骨周囲の違和感と右肩の痛み。右肩を後ろに回した時に、ゴリッとした音が鳴る。荷物を持つ時は、ほぼ利き手の右を使い、以前より肩に痛みや疲れを感じることが多かった。

検査、見立て

右肩があがり、左右の肩の高さが違っている。さらに右肩はやや前側に巻き込んでいる状態。首を左側に倒した時に、右の首~肩にかけて筋肉の緊張がみられる。肩を回した時に鳴る音は、肩の関節が周囲の筋肉の緊張により前側に引っ張られているため、スムーズに動いていないのが原因かと思われる。

施術と経過

すくんだような姿勢で凝り固まっている右側の肩をもとの位置に戻していくために、肩・肩甲骨・背中の筋肉を緩めていく。肩の巻き込みを改善させていくため、前側の肩周りの筋肉の緊張にも鍼施術を行う。週1の治療を5回程行い、まだ関節の音が鳴ることはあるが、頻度が減っており痛みがなくなってきた。来院を2週間に1回のペースに変更し、家でも肩周りをほぐす体操をしてもらい、現在も治療を継続中。

コメント

在宅での仕事が続き、机や椅子の高さが合っていない状態で仕事を続けていた為に起きた症状ではないかと考えています。極端に外出する機会や身体を動かす機会が減ると、使う筋肉と使わない筋肉がはっきりと現れ、原因は同じ長時間の同一姿勢だったとしても、いつもと違う症状が現れることがあります。日常生活ではあまり使われていない筋肉を動かすストレッチや適度な運動が大切です。

頚肩こり、のぼせと吐き気

30代 女性 デスクワーク

症状

肩こり、頭痛、吐き気。仕事が忙しくなったり、ストレスが溜まると、頚・肩の緊張が強くなり、頭痛もでてくる。満員電車の人混みや、暖房などの暖かい風を頭付近に受けるとのぼせたり、気分が悪くなってくる。常に食べ物がお腹に残っているかんじがする。

検査、見立て

頚~肩の筋肉のごりごりとした筋張りが特に利き手の右側に目立つ。足は冷え、臍上の上腹部・右下腹部の筋緊張が目立つ。胃の状態があらわれる脈に他よりも力強さがない。

施術と経過

背部~頚の緊張をとる事と、頭部に登りやすくなっている熱(上焦)を下に流すために、足の筋肉を鍼や灸、マッサージでほぐし、熱の通り道をつくる。胃の働きがよくなるように、腹部の筋緊張をほぐし、お灸で温める。 週一回の治療を四~五回行いましたが、吐き気の症状はまだ時々出ていた為、漢方内科の受診もアドバイスしました。漢方の服用と二週に一回の鍼灸治療を二~三回行い、その後、調子が良くなってきたので、治療のペースを月一回に変更して、メンテナンスとして鍼灸治療を継続中。

コメント

デスクワークの姿勢と運動不足が頚肩周辺の筋肉の緊張をおこし、コリや頭痛の原因になり、温かい風を受けた時の吐き気やのぼせは、本来の元気がなくなった胃腸が食べ物の消化をおこなうために常に動いて、余分な熱を発生させていた為に症状を発生させていたケースです。

EDO鍼灸の症例報告

イライラすると首に痒み

20代後半 女性
【症状】

イライラが酷くなり、上半身(特に首から上)の痒み。

首からフェイスラインにかけて、肌がカサカサに荒れて赤く、痒みが酷いときは掻いて出血。

・寝付きが悪く、起床時からスッキリしない

・夢を沢山見て寝た気がしない

・頭痛(コメカミあたり)、首の付け根が痛い

・胃が痛くなることも多く、胃薬を飲んでも効かない

 

【検査と見立て】

まず、仕事や通勤時間の長さ(片道2時間)などによるストレスにより、

肝の疏泄作用(精神情緒の安定、全身の機能調整)が低下し、イライラなどの精神症状や、胃痛などの消化器系の不調が出現。

また、肝気が鬱して火化()し風を起こすことにより、上部を侵襲、頭痛や痒み肌荒れが発症し、

心にも影響して不眠、多夢となる。

更に、夏の暑い時期になり症状が悪化したと考えられる。

 

【鍼灸施術と経過】

熱邪を取り除き、逆した気の流れを降ろすことにより、上半身に出ている症状を緩和させ、

また心を安定させることにより、睡眠の改善をはかる。

肝気を調えることにより全身の気の流れをスムーズにし、消化器系の不調を調えることを目的とした選穴、施術を行った。

10日間に1回のペースで治療。

5回目首の痒みは出てもすぐに治まるようになる。

8回目イライラ感がほぼなくなる。胃の痛みも出ていない。全体的に調子が良いと感じる。

10回目首の痒み出ていない、赤みや肌荒れもなくなる。

12回目スッキリと朝起きられるようになり、イライラすることもなくなった。

 

【コメント】

来院時には、イライラ感や体調不良がこのままずっと続くのではないか、悪化するのではないかという不安感が強かったため、

まずは無理のないペースで定期的に鍼灸治療を受けることを提案。

現在は、残業続きで疲れはするが、寝付きもよくなり、イライラ感や痒み、肌荒れの症状がでることもなくなった。

体調管理の為に2~3週に1回のペースで来院中。

首の付け根の痛みと頭痛

30代 女性

症状

右側の首の付け根の痛み。耳の重だるさ。イライラ。頭痛。

・仕事が忙しくなると首の痛みが増し、耳が重く、耳側の頭痛がすることもある。
・肩甲骨の内側が痛い。
・ストレスの増加と共にお酒の量が増えている。
・下半身は冷える

検査と見立て

仕事とストレス過多で東洋医学的には肝鬱(かんうつ=肝気鬱滞・かんきうったい)という状態。体を動かすエネルギー源の「気」が滞って、首肩の辺りに気が滞っている状態。みぞおちの辺りを押すと痛い。舌を見ると舌の裏側は青い血管が顕著に見えている。

鍼灸施術と経過

肝鬱で身体を動かすエネルギー源の気が滞っている状態なので、まずは吸い玉(カッピング)で鬱滞しているものを廻るように促す。耳の症状がひどい時は刺絡でつまりを取る。その後に肝鬱を取ることを念頭に鍼。お灸で下半身にも気が回るように誘導。体の上部に溜まっていた気を巡らしたことで頭痛が消失し、表情も和らぐ。みぞおち付近の緊張を取るために刺さない鍼の打鍼(だしん)も行った。
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コメント

首の痛み、耳の主だるさは仕事の忙しさによって痛みが増減している事が分かっているので、仕事の仕方も工夫するようにする事、自分なりのストレス解消方法を見つけるように促す。体を動かして上に気が昇らないようにするようにアドバイス。治療回数は当初は1週間に一度のペースから2週間に一度。現在は1ヶ月に一度にメンテナンスで鍼灸治療を行なっている。

肩こりと呼吸のしづらさ

首肩のコリを訴え来院される方は多いですが、お身体の状態を診ると呼吸が浅い方が多いです。
首肩こりを抱えている方は、猫背の方が多く、肋骨の動きが悪くなって息をうまく吸えずが浅くなっているのです。

呼吸が浅いと・・

・息を吸い込む量が少なくなり、呼吸を多くしなければならない

・猫背でお腹が膨らみにくくなり、肩を上げて呼吸してしまい、肩こりの原因にもなる

・横隔膜の動きが悪くなるので、内蔵の機能も低下する

・声が出ずらくなる

鍼灸のアプローチ

・呼吸が浅くなっている原因『猫背』にたいして、胸、お腹の施術を行います。猫背の姿勢は、お腹、胸の筋肉を縮めて固くしています。固くなった筋肉が邪魔をして、背中が伸び辛い状況を作っているのです。

どのような症状でもそうですが、痛い所だけを揉んだり、鍼や灸をしてもダメなのです。症状の原因を探り施術することが症状改善の近道です。

 

運動鍼

筋違いなどで首の動きが悪い時、痛みのある患部ではなく、離れた場所に刺すと効果がある場合があります。このやり方は「運動鍼(うんどうしん)」と言います。

 

手の甲の指の関節の間や足の甲の関節の間に痛みが出る人が多いので、圧痛反応がある人にはこの方法を行います。運動鍼の反応点はいくつかあるので、患者さんの痛む所によって場所を特定します。

運動鍼

鍼を指すと、首を曲げると痛かった方向にも動かせるようになって可動域が広がります。それを利用して首を動かしてもらいます。軽症の筋違いだとこれだけでも良くなるので、こちらも驚く事があります。慢性的に肩こりがある人の場合は残念ながらそう簡単にはいかない場合が多いです。

運動鍼は首、肩、腰に多く行われます。

 

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余談ですが、筋違いのような首の痛みのことをフランス語で「Torticolis」 と言います。「トチ コリ」
フランス語のRの音を日本語表記で音にするのは不可能なので「る」と書いています。
「トル チ コリ」という音の響きが面白くてすぐに覚えました。最初に聞いたのは患者さんではなく、日常生活の中でした。
たまに筋違いではなく「Torticolis」と言いそうになります。

右肩から腕にかけての痛み

職業
デスクワーク 49歳 男性

症状
・3-4日前より
・右肩~前腕にかけてうずくような痛み
・冷えると辛い
・普段肩こりは感じているがこのような症状は初めて

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状態チェック

・右わき、胸まわり筋肉硬く、腕の挙がりが良くない
・首を右に曲げる、左に向くと肩甲骨の上側に痛み
・首~肩の筋肉もこわばりがあるが、胸・脇周りの筋の緊張も強い

施術
首肩から腕にかけての痛みやしびれは、神経の絞扼(締め付け)があると考えられます。
腕に行く神経や血管は、首の骨(頚椎)から出て、首→肩→胸→脇と筋や骨の狭い間をかいくぐり、腕に伸びていきます。
そのため、神経や血管の絞扼が起きやすい構造になっています。
神経の通り道に、筋肉のコリがあると、手に痺れや、痛みが起こると考えられます。
針や灸では、この神経や血管のルート上にある、筋の凝りに施術を行っていきました。
6回集中して施術を行い、前腕部にすこし、こわばりが残るものの、首~上腕(二の腕)の症状はほぼ無くなった。

 

担当より

腕への痺れや痛みは、急に出ることが多いですが、その前段階として、首肩胸脇の凝りが蓄積しています。
首肩のコリぐらいの時に、運動をしたり、鍼灸をしたり、ケアをすればこのような辛い思いはしなくとも良いのですが。
痛くなって、初めて、健康の大事さに気づきますね。

 

 

頸部痛、腰痛、緑内障

頸部痛、腰痛、緑内障

70代 男性

症状
・交通事故で頚椎捻挫。足を捻る。事故後、常に腰痛と頚肩痛を感じている。
・頸部痛から頭痛、めまいになることあり。
・緑内障で視野欠損あり。

状態チェック
・事故の頚椎捻挫の影響で頚椎の5番の圧迫あり。頚部は右に傾いている
・頸部から腰部まで全体と右大腿の緊張
・腹部の冷え

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施術と経過
背中全体の緊張を取るため、臀部と大腿への刺鍼の後、背部、首筋への施術。患部への刺鍼。二回目には頸部痛が改善したとの報告があったが、施術の時間が空くと痛みが戻る。緑内障のために耳の刺絡と母指への刺鍼。運動鍼。刺絡の後に眼圧が下がったと報告があり、めまいの回数も減った。

趣味の運転とパソコン使用が長時間に及ぶと頸部痛がひどくなる傾向があるため、普段の生活習慣の指導を行った。

中島

症例:首肩のコリ うなじからのこめかみの冷たさ

職業
プログラマー 39歳 男性症状

症状
・頚肩こりを感じる
・頚肩こり出てくると、うなじ~こめかみ周りに冷たさを感じる
・10年位前より
状態チェック
・猫背
・首を右に曲げると左首すじが突っ張り曲がり辛さ
・胸の筋肉かたく肩甲骨が後ろに寄りづらい
・うなじ、肩甲骨周りの筋肉にコリコリ筋張った硬結あり

施術
首すじ、うなじ周りの強ばりが強く、ここが後頭神経を刺激して冷感を出しているのではと考え施術
また、猫背の姿勢強く、頭の位置が体幹より前に来ているので、首肩の筋の負担を増している。
胸部(大胸筋、小胸筋)を緩め肩甲骨の動きを改善させてあげる。
6回週1ペースで施術を行う。
施術後の反応良好で、長年の悩みが解消されたと喜んでいらっしゃる様子でした。
筋量少なく痩せ型で、良い状態をキープするには運動が必要だと判断し、状態にあった筋トレを方法をアドバイスした。

良くない習慣

ソファーに頭を寄りかからせ、本を読む
この姿勢は首が過度に曲がってしまい、首の靭帯や筋が引き伸ばされます。
すぐに痛みが出なくとも徐々に首へのダメージは蓄積されていきます。
心たたりある方も多いのではないでしょうか?

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筋肉のこわばりは、コリや痛みだけではなく、痺れる、冷えるなどの違和感の原因となっていることがあります。
鍼灸は、手ではなかなかアプローチできないしつこい筋のこわばりもスマートに効果的にアプローチできます。
慢性的なこわばりに鍼を刺してもそれほど痛く感じず、心地よく響く感じがすることが多いです。
鍼灸の良さを味わってさい。

 

症例:肩から~首の痛み・深いコリ

48歳 男性

お困りの症状
肩から~首の痛み 背中、腰の痛み

・2~3年ほど前から、肩甲骨~首にかけてコリを感じるようになった。
・最近はコリが痛みに変わってきた。
・腰は最近腰の下の方が痛む。
・マッサージに1~2週に一回行くが気持ち良いがまた戻る感じ。
・長時間のデスクワークが続いていて、土曜日出勤も多い
お身体の状態
・姿勢:首の下~背中にかけての猫背が強い(頸胸部後弯)
・座位では頭の位置が、肩より前方
・肩甲骨が後ろに寄らない、背中が反らせない
・お腹:下腹に力なく冷え、お腹上部軽く押すだけでも痛み大
・背部:図の場所に奥の方にゴリゴリのした筋のコリがある。押すと気持ち良い

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施術と経過

実際こ行ったこと
・奥のゴリゴリとしたコリを緩める。
・肩甲骨周りの動きを改善させる。
・腰部~上殿部の深いコリを緩める、お腹側にもアプローチ。体幹を安定させ姿勢の維持をし易しやすくする。
・座り姿勢、エクササイズのアドバイス

経過:
週一のペースで5回施術を行う。
施術を行うごとに、筋肉のゴリゴリとしたコリが緩んできて、肌に張りが出てきた。自覚症状も痛みから、コリ感に変わってきて仕事をするのも楽になったとの事。身体が楽な状態が以前より長く保たれている。
現在も治療間隔をあけてメンテナンス中。
施術方針としては、強ばった筋を緩める事は大事だが、体幹部を安定させ、姿勢の維持が出来るようにならないと、また繰り返しになるので。そのあたりを根本的に変えていきたい。ご本人にも何故辛くなるのか?を理解して頂き養生して頂く事も大事ですね。

鍼灸の利点の一つとして「道具」を使うことにあります。ピンポイントに深いコリを緩めていくことが可能です。

慢性化した辛い痛み、コリは生活の質を下げてしまいます。一度鍼灸を体験してみませんか?

西村

 

 

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