症例報告:後頭下筋群のこりと眼精疲労
40代 男性 管理職 PC仕事多い
数年来、首のコリと眼精疲労がある。最近老眼が進行し更に眼精疲労が辛い。
職場の同僚に勧められて来院
目次
【 お困りの症状】
・眼精疲労、夕方になるとピントが合いづらくなる
・目の周り、こめかみのあたりも重だるい
・首の後ろの筋がこる、肩こりもある
・その他症状として、眠りが浅いと感じている
【 お身体の状態と見立て】
・うなじ部を押すと筋に硬さがあり、気持ちよいと感じる。
・顔を下にむけると、うなじ部の動き良くない
・姿勢、胸椎の後弯つよく(猫背)、顔を前に突き出した姿勢
・足のくるぶしから下に冷え有り
うなじ部 後頭下筋の緊張が首の凝り感、眼精疲労の原因となっているものと思われる。後頭下筋は目の動きにより筋が連動して収縮する。
【 鍼灸施術と経過 】
・緊張のある後頭下筋に鍼
・猫背、顔つきだし姿勢が後頭下筋の緊張を生み出す原因となっているため、姿勢改善のため、肩甲骨、背中、お腹にもアプローチ
・施術後は、首の動作改善し、首と目がすっきりしたとの感想
・施術に加え、猫背改善のためのエクササイズを行ってもらった。週一ペースで施術を行う。5回目の来院時には、来院前の辛さ10としたら2程度とのこと。
【 担当よりコメント 】
うなじ、後頭下筋は眼精疲労と深いかかわりがあります。後頭下筋はうなじの深層にあり、鍼でのアプローチが最適と考えます。
また後頭下筋のコリは頭痛やめまい、寝つきの悪さなどにも影響してきます。姿勢を正し、PCやスマホを使用しましょう!
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