今年もありがとうございました
今年も皆様には大変お世話になりました。
毎年年末のご挨拶をブログで書いておりますが、もう1年過ぎたかのかという感じです。
コロナ禍3年迎えようとしております。
もうそろそろ、羽を伸ばし自由に生活したいものです。
来年も皆様の健康な生活の一助のなれますよう鍼灸道を精進いたします。
来年は1/4より営業致します。
皆様良いお年をお迎えください。
令和4年12月29日
今年も皆様には大変お世話になりました。
毎年年末のご挨拶をブログで書いておりますが、もう1年過ぎたかのかという感じです。
コロナ禍3年迎えようとしております。
もうそろそろ、羽を伸ばし自由に生活したいものです。
来年も皆様の健康な生活の一助のなれますよう鍼灸道を精進いたします。
来年は1/4より営業致します。
皆様良いお年をお迎えください。
令和4年12月29日
20代 男性
1年前から、後頭部と目の奥に痛みを感じるようになった。首筋・肩のコリもひどく感じる
目次
・後頭部痛 目の奥の痛み
・明るい所でまぶしく感じる
・首筋、肩の痛み
・右肩~うなじの筋肉がゴリゴリと硬さあり。押すと痛む。斜角筋 肩甲挙筋 後頭下筋
・右肩甲骨の動きがわるい
・首を前に倒すと後ろの首筋に突っ張る感じ有り
・お腹に冷え、奥まで押すと筋張った筋がある
昨日解剖的にみていくと、背中を丸めた猫背姿勢があり、上部頚椎の角度がきつくなり後頭下筋のこわばり→大後頭神経の圧迫→三叉神経領域にも痛みが波及し目の痛みに繋がっている模様。
このように背中丸まった姿勢は、うなじ部分の上部頚椎と後頭骨の関節の角度が鋭角になり、後頭下筋の緊張を作ります。
・後頭下筋(うなじ)肩甲挙筋・斜角筋(首横・前)に刺鍼
・首肩のこわばりに影響している、肩甲骨の動きを制限している部位に鍼(小胸筋)
・腹診の所見からお血が筋肉の強ばりに影響しているようなのでお腹にも鍼+灸
・週一で5回施術を行った 後頭部・眼の奥の痛みは出ていないとのこと。引き続き首肩のこわばりを取るために施術を継続中
うなじ部のこわばりが、頭の後ろの神経(大後頭神経)を刺激し頭の中でリンクしている三叉神経を刺激し目の痛みを出すことがあります。うなじ部のコリを丹念に見つけ鍼を行うことがポイントです。また症状を繰り返さないためには東洋医学的な観点での体質改善の施術、アドバイスも大事と考えます。
40代 女性
1週間前より、首を動かすと右の後頭部にピリッとした痛みを感じる
目次
・首を下に向けたり、右に向いたり、右肩を動かすと、右後頭部のピリッとした痛み
・肩こりは慢性的にあり
・更年期の症状と思われる、ホットフラッシュ 動悸あり
・うなじの部分にある後頭下筋を触診すると硬い筋緊張あり
・右に首をひねりずらい
・右肩関節の動きが制限されている、小胸筋のかたさによる
右の肩関節の動きの制限と猫背姿勢により、首が正常に動いていないことが、後頭下筋の緊張をつくっている様子。
この後頭部の筋肉が緊張が高まると、後頭部から頭頂部に向かう神経に圧が加わりピリッとした痛みが出ていると考えられる。
・右の肩甲骨周り、背部、頚部の動きの制限を作っている部位に鍼
・下半身の冷えがあり、のぼせの原因となっている様子なので、お腹、下肢に鍼+灸
3日おきのペースで、施術を行う、3回目の施術時にはピリッとした痛みはなくなった。頚部、肩関節の動きもついてきた。
引き続きの更年期の症状も含めて施術を継続している。
うなじ部の筋肉の緊張により、今回のような首動作時にピリッとくるという症状の改善には鍼が効果的です。後頭下筋は筋肉の層の深い部分にあるので、あん摩などの手技では効率よくアプローチしにくい場所だからです。
またのぼせなど、熱が上に上がりやすい状態があると、頭痛やめまい、肩こりなど身体の上部に症状が起きやすいと考えられています。下半身の循環を良くし、熱が上に昇りやすい状態を良くすることも、大事です。
食いしばると、首肩手の筋肉も一緒に力が入ります。食いしばりの癖がある人は、首肩こり・頭痛など首肩の筋肉の緊張による症状のあることが多いです。
こめかみや顎の周りの筋肉を触ってみると硬くなっています。
こういう方の首肩の症状を改善するうえで欠かせないのが噛む筋肉を緩める事です。
顎に自覚症状がなくとも顎の筋肉をチェックし食いしばりがあれば施術を行います。
食いしばりを自覚していない人もいるので、ご自身で顎、こめかみ回りを触って痛みやコリコリが無いか確かめてください。
食いしばりの原因は、プレッシャー、心配事などのストレスをかかえていることが多く、寝ているときに食いしばりが起こると悪い夢を見たりします。
食いしばりに対するはり灸は、顎の開閉やこめかみ、顎周りの筋肉を触り、筋肉の緊張部位を確かめ鍼を行います。
また同時に全身の施術も欠かせません。
顎の筋肉が緩むと、ぼんやりした気持ちになり、眠くなったり、全身の力が抜けたように感じる方も多いようです。
また、顎が緩むと首肩の緊張がとれることも多く経験しています。
首肩コリ、頭痛などの症状がある方は一度顎の筋肉にも注目してみてください。
60代 性別 男性
3泊の旅行で、車の運転を長時間した後に徐々に悪化した腰痛、車から降りる際に右腰が痛む
目次
・右腰の痛み
・椅子から立つときに腰が伸びずに痛い
・顔を洗うときに腰を曲げられない
・歩くと腰に響く
・右足に体重が乗らないように左に身体が傾いている
・腰、臀部を触ると他の身体の場所と比べ冷え有り
・腰の奥の筋肉 腸腰筋が引きつっている様子
お腹の奥の筋肉 腸腰筋と臀部の筋肉が固まり腰が伸づらくなって痛みが出ている様子、その要因としてドライブと旅行先での冷えが考えられる。
・腰、股関節が伸びやすい状態にするために、腸腰筋、臀部、足のツボに鍼
・腰、臀部のひたツボに灸
・前屈動作をさせて、その体制で腰に鍼
1回目の施術後に痛みと動作は6割ほど改善、その後続けて施術を2回行い、普段の生活動作では痛みは出ていないとの事。
車の運転、床に胡坐、草むしりなど股関節を深く曲げる状態を続けると、腸腰筋が固まり腰痛になるケース多く見られます。
ただ皆がなるとは限らず、普段から腸腰筋が強ばっている方がこういった状態にないやすいです。普段からの座りっぱなしを続けない、腰を丸めて座らない、歩く、腰のケアが重要です。
40代 性別男性
数日前より、左背中に強烈な痛みが出る。寝返り、咳などで痛みが出る
目次
・左背中の痛み
・寝返り、身体を捻る動き、咳をすると痛い
・背中を伸ばすのもいたい
・数か月まえから、左首、左うなじから側頭部にかけて頭痛
・左肩甲骨内側にゴリゴリとした筋張りが触れる
・左肩を動かすと左わき腹の硬さのため動きが悪い
左手をお尻の方に持ってくる抱っこをされているようで、この場合左の方が下がるストレスが加わります。
この状態を長く続けたため、左脇、背中の筋肉が引っ張られるストレスがかかり痛みが出たと考えれらます。
左下がりの肩だと左側の首の筋肉も引っ張られるストレスが加わるため左首、頭痛の原因になっていると考えられます。
・左肩甲骨を下げているわき腹の筋(前鋸筋)を緩め背中にかかるストレスを軽減させる
・痛みが出ている患部(胸腸肋筋)の筋張っている部分には筋張りの沿わせて鍼を刺入
4回を、2日ないし3日間隔で行った。鍼の翌日すごく体が楽になるとの感想。施術毎に動作もスムーズになり動作をしても痛みはなくなった。背中のゴリゴリとした強張りも消失した。
背中のこの部分の痛みは耐え難いものがあります。呼吸やわずか動作でピキーっと痛むため辛いです。
赤ちゃん抱っこは思いのほか体にダメージが蓄積します。今回は背中の痛みでしたが、手首や肩も痛くなりやすい場所です。
出産前に、筋トレをして赤ちゃんの抱っこに備えるのも一つの手かもしれません。
西村
はり灸では腹診と言い、お腹を触って身体の状態を確かめていきます。
お腹は、つきたてお餅のようにふっくら柔らかい状態が良いとされています。
ストレス、姿勢、飲食のかたよりなどで、お腹に冷えや緊張、むくみ、瘀血(血の巡りが悪い状態)などの反応が出てきます。
腰痛で特徴的なのが、お臍の下、鼠径部付近に筋肉の緊張が出ている方が多いです。
ココには大腰筋と腸骨筋という筋肉があります。二つ合わせ腸腰筋といいます。この筋は股関節を前に曲げる筋肉です。インナーマッスルというやつです。
特に座りっぱなしの仕事の方は常に股関節を曲げているのでこの筋が硬くなりやすいです。
椅子に浅く座り腰を丸めた姿勢だとより筋肉が収縮し硬くなります。
この筋が硬くなって起きる腰痛の特徴として、
・椅子から立ち上がるときに腰が伸び辛く「痛ててっ」という状態になります。
・仰向けで寝ると腰が痛くなります。
・ぎっくり腰を起こしやすくなります。
・お臍から下が冷たく感じることがあります。生理痛を訴える方も多いです。
・歩くときに小股になります。
腰痛の方の多くはこの腸腰筋が硬くなっています。
痛みを感じるのは腰ですが、原因はこのお腹の奥の腸腰筋にあるので、痛みの出ている腰だけを揉んだり、鍼を打っても改善しないことが多く、この腸腰筋をしっかり緩め腰がしっかり伸びる状態を作っていくことが腰痛の改善には大事なのです。
腸腰筋を硬くしない3箇条
・30分に一回は立つ・歩く
・床やソファーには長く座らない
・腰を丸めて座らない
今回はマニアックな話題です。お灸道具の話です
私が普段使っているのはこんな感じです。
①着火に便利なターボライター(サスティナブルなガス補充できるタイプ)
②灰皿 100均のやつ タバコ消し(線香の火を消すのに便利)
③艾(もぐさ)ヨモギでできています。これをごま~米粒大に捻って燃やします
今はこれを使っていますhttps://www.karadahouse.jp/fs/karada/gr_mogusa01/FGE00101
線香
香料を含まないので自然な香りです。山正の灸用線香です。お仏壇用と比べ太いので折れづらいのです。https://item.rakuten.co.jp/towatech2/046-0112-001/
お灸を据える動画です。こんな感じに捻っては火をつけを繰り返し熱を身体に入れていきます。
お灸据える動画。#お灸 pic.twitter.com/o2aGBPLxKz
— 日本橋・EDO鍼灸治療院 (@edohari) March 4, 2022
昔は自宅でお灸を据えていたようです。せんねん灸だけでなくお灸を極めたい方はセルフ灸お試しください。
※直接肌に据える灸は、小さい火傷になります。痕も残る場合もございます。
お灸はセルフケアにお勧めです。日本伝統のお灸を普及させる私の夢の一つでもあります。
西村
53歳 女性 人事関係
慢性的に肩こりを感じる。忙しくなると首の横から肩にかけてがちがちになる。
目次
・首横から肩上部の筋のコリがひどい
・ひどくなると頭痛になることもある
・5年前に五十肩
・足はむくみやすい
・みぞおちまわり、上腹部の緊張が強い
・肩甲骨間の背中が板のようにがちがちに硬い
・肩をすくめている。
・こめかみに青筋あり
精神的な緊張あると肩をすくめる姿勢を取りやすい。首の前側には頸動脈がありココを守という本能が働いていると考えられる。寒いときもここを冷やさないよう肩をすくめる。
ストレスで肩をすくめやすいのは女性に多いように思う、ストレスに敏感に反応しやすいタイプの方は上半身の力が抜けなくなって首肩こりの症状を起こしやすい。また同時に食いしばりをしておりこめかみの筋肉が緊張し静脈(青筋)が浮いて見えることがある。
・首横~肩甲骨、首前の筋肉の緊張をとる、左肩の動きに制限があるためココも施術。(辛い所の施術)
・上半身に緊張がある方は、下半身の緊張が少ない傾向にあり、下半身に力を入れやすい状態にする。(症状原因の根本となるところの施術)
・週一ペースで施術を6回行った。施術毎に緊張が出にくくなっている、肩0も下がり表情が柔らかくなった印象。
ご本人も大分楽になってきてメンタル面でもやる気が出てきたとの事です。
身体の状態は気持ちに影響します。在宅ワークの影響か気持ちが落ち込んでいる方が多く見られます。身体の動きが少なくなることが気持ちに影響しているように思います。