症例報告:斜角筋のコリからくると思われる背中のコリ、上腕の痺れ
30代 性別 男性 公務員
慢性的に左肩甲骨内側にコリ感を感じる、ここ2週間くらいは、左の上腕部にも痺れるような違和感あり。マッサージには良くいくがすぐに症状が戻るとの事。鍼灸に興味あり来院。
目次
【 お困りの症状】
・左肩甲骨の内側に痺れるような凝り感あり
・左上腕の後ろ側に痺れ感
【 お身体の状態と見立て】
・首を後ろに倒しづらい、後ろに倒すと上腕に痺れ感あり
・左肩甲骨の動きに制限有 胸を張る動き
・肩甲骨内側にゴリゴリた筋緊張あり
・首の左前側(斜角筋)にゴリゴリた筋緊張あり
・手を触ると、右手に比べ左手に冷たい
・猫背強く、やせ型で色白、声か細い、
・他症状:逆流性食道炎あり
姿勢をみると、極端に肩に対して頭が前に突き出たような姿勢。スマホやPC画面を見る時に、顔を前に突き出すような姿勢をしているとこのような姿勢になることが多い。
この顔前に突き出した姿勢の方は首前の筋肉、『斜角筋』が凝っていることが多い
【 鍼灸施術と経過 】
・週一で施術を行う
・3回目までの施術は首、肩周り中心に行う、それ以降は全体の状態を整えるために全身治療も合わせて行う。
・丁寧に斜角筋のコリを探り鍼をすると、ず~んと背中に広がる響きあり。『気持ちいい』との感想。鍼は痛いと思われがちだが、しつこい凝りの部位に針先があたると心地よいと感じる方も多い。
・3回目までの施術では変化を感じられなかったが、4回目以降は症状が減り施術毎に、背中のコリ感、上腕の痺れ感が少なくなっているとの事。8回目の施術では、上腕の痺れ、背部のコリ感はほぼ感じていないとの事。
【 担当よりコメント 】
スマホが出てきて、下を向くことが多くなり、この斜角筋の部分のコリによる症状が増えてきている印象です。できるだけ正面でスマホ、PCモニターを見るようにしましょう。
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