40代 男性

症状と訴え

・左の腰~外もも~膝にかけて椅子から立ち上がり時に痛み、伸びない

・常に外もも、臀部にこわばりを感じる

・ジムでの運動に差支えがあるので膝が動くようにしたい。

検査と見立て

・臀部の下側の筋肉の強いこわばりが見られる

・股関節前側の筋が伸びない

ソファーに腰掛けてパソコンをやっていたということで、股関節の曲がりがきつくなり骨盤が立たない座り方になっていた。この座りが長く続くと、股関節前側、腿裏の筋が固まり、股関節~膝が伸びないという状態ができてしまう。
下肢の血液循環も滞り下肢の冷えや神経痛なども出てきやすくなる。

鍼灸施術と経過

・3か月に及ぶ在宅生活でかなり、臀部股関節周りの筋の血液循環が悪くなっており、触るとゴリゴリと奥に固い筋バリが見られる。こういう場合には、太めの長い針で刺激する方法が効果的。

・膝と股関節の可動域を確認しながら、刺鍼。

・週一にて6回の施術をおこない、筋の緊張がゆるみ可動域も増え、椅子からの立ち上がりや運動でも支障ないほどに改善。

コメント

長く座ることは腰やお尻だけではなく、腿やふくらはぎ足の筋肉も固くなります。
下肢の血液の循環が悪くなると、むくみ冷えもでてきくると全身全体の血流にも影響してきます。
在宅勤務が増え通勤が少なくなり運動不足による身体の不調を訴える方が増えています。

 

 

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