西村院長のEDOブログ

のぼせ、イライラ、倦怠感…春に起きやすい体調不良

春は気持ちが不安定になりやすい季節です。
気温や環境の変化が大きく、この変化がストレスとなり、自律神経を乱しやすくします。
イライラしたり、怒りっぽかったり。自分の感情がうまくコントロールできない症状は、体がストレスを受けているサインです。

東洋医学では、春は五臓のうち「肝(かん)」の働きが強くなり過ぎてしまい、疲弊しやすい時期であると考えられています。
イライラ、怒りっぽいなどの症状が起きやすいのは、「肝」の自律神経調整機能がうまくいかず「気」が滞り、興奮して頭に血がのぼっている為です。

 

春を快適に過ごすために、「肝」の働きを助ける春に旬を迎える苦みのある食材を積極的にとりましょう。体内に溜め込まれた余分なものを排出する効能があります。熱を冷ましたり、水分を外に排出するため、便秘を解消してくれる効果も期待できます。

 

 

お歳頃の女性はストレッチを

先日、NHKあさイチで過去に放送したもので人気のあった回を再放送していました。以下です。

春の特別編 4つに厳選!今度こそ続く“神ストレッチ”
NHK あさイチ(初回放送日: 2024年3月18日)

ストレッチの回だったのですが、番組内で整形外科の女医さんの言葉が光っていました。
女性は45歳を過ぎたあたりから急に身体が硬くなりますから
というような事を仰っていました。

更年期の症状の一つです。ホットフラッシュや不眠、倦怠感など様々なものがありますが、ホルモンバランスの変化で筋肉の柔軟性が失われてきます。
女性ホルモンのエストロゲンは身体の血流を良くして筋肉の柔軟性を保つ役割もしています。そのエストロゲンの分泌量が減ってくると、残念ながら身体が硬くなってきてしまいます。
鍼に来た方にストレッチのアドバイスをする事がありますが、日々のストレッチを習慣化する事は将来の自分への投資になります

  • ストレッチのポイント

〇 伸ばしている筋肉を意識する。ただ伸ばすのではなくアプローチしているのはどこなのかを感じながら行うと効果が上がります。

〇 呼吸を上手く利用する。息を吐く時に筋肉が弛緩します。ストレッチのポーズで数回深呼吸するのがおすすめです。ストレッチの種類にもよりますが、深呼吸をしながら一部位30秒は伸ばすと良いと思います。ストレッチのポイントは呼吸です。

〇 お風呂の後など身体が温まった状態で行う方が伸ばしやすい。

〇 痛みが出る場合はそのストレッチはやらない。無理はしない。

 

身体は正直です。やらないとどんどん硬くなりますが、やれば答えてくれます。お風呂やシャワーの後、筋肉が温まっている時、スポーツの後は是非やっていただきたいです。鍼灸は自律神経の状態を整えるのが得意です。それに合わせて是非ストレッチも取り入れてみてください。

症例報告:左股関節が痛い 

30代 性別 女性

半年前より、股関節に痛みをかんじるようになった。原因は不明

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・左の股関節(鼠径部、お尻のサイド)が長く歩くと痛い

・痛みがでると、寝ているときにも痛みを感じる

  

 お身体の状態と見立て】

・股関節の動きを確認してみると、股関節を曲げる(屈曲)動きと、膝を内側に倒す動き(内旋+内転)で鼠径部に痛みあり、また可動域の制限あり。

・股関節周りの筋肉の状態・腿前側、お尻の後ろ側(梨状筋)、お尻サイドの筋肉(中殿筋)に硬さあり

・腰と骨盤の間の筋にも緊張あり。

・つま先を内側に向けて立つ・歩く癖がある(内また)

股関節内旋(内股)での歩行が股関節周りの筋の緊張・疲労を起こし痛みのもととなっている模様

 鍼灸施術と経過 

・緊張のある股関節周り、腰部の筋緊張を緩める目的で鍼+灸

・痛みの出る動作を取ってもらい緊張の強い部位に鍼(動作鍼)

・歩き方・立ち方・座り方に癖が強いため、そのあたりを改善していただくよに姿勢をアドバイス。またエクササイズもアドバイスし実践していただいた。

・週一ペースにて10回施術を行った。施術毎に痛みの軽減と可動域の増加がみられた。触診での股関節周りの目立つ筋緊張は無くなった。
10回施術後には買い物で長く歩いても痛みは出ていないとのこと。

 

 担当よりコメント 

股関節は正しくない歩き方、立ち方の長年の負荷によって悲鳴を上げます。デスクワークしている方で運動不足の方も股関節周りの筋の硬さ・血流低下を起こしてしまいます。
お尻が冷たいな、股関節曲げにくいなと感じたら、股関節周りの筋肉が硬くなっている証拠です。正しい歩き方・姿勢を身に着け股関節を労わってあげてください。


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症例報告:春になると起こる体調不良

50代 女性

​​春になると起こる体調不良

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 お困りの症状】

倦怠感があり、やる気がわかない

・不安感や焦燥感があり、急に落ち込むことがある

 

 お身体の状態と見立て】

数年前より春になると体調が優れない

・倦怠感や不安感が特に強く、すぐに横になりたくなったり、急に泣いてしまうなど日常生活に支障をきたしている

・突然気分が落ち込むことがあり、いつも好きな趣味ですらする気になれない

・胸がザワザワする感じが度々起こる

・食欲がわかず何を食べても美味しく感じられない

・寝付きが悪く、寝ても物足りず朝もすっきり起きられない

 

3〜5月が過ぎると不調は自然とおさまることから、季節性の問題があると考えられる。

春は1年のうちでも特に寒暖差が激しく、この気候の変化が自律神経の働きを乱し、

身体や心に影響を与えて各症状が出ていると考えられる。

 

食欲や睡眠にも影響が出ており、十分な栄養や休息が得られていない。

加えてプライベートな環境の変化もあったとのことで、

生活が大きく変化したこともストレスとなり自律神経が乱れやすくなっていたと思われる。

 

 鍼灸施術と経過 

気血水のバランスを整え、倦怠感や不安感を取り除く

・睡眠の質を向上させる。気持ちを安定させ、落ち込みを緩和する

・内蔵の働きを改善し、十分な栄養を補う

 

上記を主な治療として行った。

初回施術後、身体が軽く不安感もなんとなく軽減。翌日は朝の目覚めがスッキリし、ご飯も美味しく感じられたとの報告

治療を重ねる毎に、気持ちが落ち込む頻度も減ってきている。好きな趣味もまたやってみようかなという気持ちがわいてきた。

治療は継続して、うまく春を乗り越えたいとのこと。

 

 担当よりコメント 

季節の変わり目や気候の変化は、身体や心に影響を与えることがあります。

特に春は新しい始まりや変化が多い季節であり、それが体調不良につながることがあります。

鍼灸治療で身体のバランスと心のバランスを整え、安定した毎日を手に入れましょう。

 

季節に負けない、爽やかで快適な日々を送れるようサポートしていきたいと思います

 

清末


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花粉症の鍼灸治療

鼻水や鼻づまり、目の痒み。今年も花粉症に悩まされる時期になりました。東洋医学では花粉症を、

 

身体にこもった熱が炎症を悪化させる

滞った水分が溢れ出している

 

という状態にあると考え、

 

①頭や顔のツボへの鍼灸

②頚肩周りのコリをほぐし、熱や滞っている水分を流す

③熱の原因となる胃腸を整える

 

このような治療を行っています。

食事で花粉症が改善されるケースがあるようですが、これは腸内環境が整えられる事でみられる反応のようで、鍼灸治療でも胃腸の調子を整える事、体質を改善していく事を目的としています。

慢性的な首肩こりや腰痛などの治療にあわせて、花粉症の治療も行っています。お試し下さい。

 

症例報告:受験生のお母さんのストレス

40代 女性 受験生の母親

受験本番へ向けてこども達の体調管理でストレスが溜まっていた。受験直前の二日前に母親本人が調子悪くなってしまった。吐き気と気持ち悪さが酷い。

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・頭痛

・気持ち悪い。昨日は一日中食事をとれなかった。

・夜中にホットフラッシュで三回ぐらい目覚める。のぼせを感じる。

・塾などでずっと忙しく、気が休まらない。気の高ぶりを感じるが子ども達を最優先にしている。

  

 お身体の状態と見立て】

・受験に向けてのお子さんの体調管理などの緊張状態が長期間続いている

・舌に白苔が多く、色がが白~黄。いつもの舌の状態とは違う。

・舌を診ると湿の状態で胃腸状態が良くないのが分かる。

・いつもは肩周りが硬くなりがちだが、今回は体全体が張り詰めた感じ。

 

 鍼灸施術と経過 

・最初にのぼせを下げる目的で手の指の井穴(せいけつ・指先のツボ)から刺絡。

・胃を動かす目的で胃腸を意識した鍼灸治療。治療中からお腹が動く感じがして、気持ち悪さは消失。治療が終わる頃には空腹を感じたとのこと。

・お子さんの受験がらみで一年以上ずっと頑張っていたのを知っていたので、お子さんだけでなく自分自身も労わってあげてくださいとアドバイス。

・置き鍼(非常に短い鍼が埋め込んであるパッチ)を緊張状態を取るツボに貼って帰宅していただきました。吐き気で食べられないことはつわりの時以来だった。次の来院時に治療後に気持ち悪さと吐き気が嘘のようになくなったとの事。

 

 担当よりコメント 

定期的に通院されている方の症例です。いつも鍼でなんとかなっていたので、すがる思いで来院されたとのこと。「受験する本人に代わってはあげられないけどできるだけのことはしてあげたい」と親御さん達も頑張っています。お忙しいと思いますが、自分のことも労わってあげてください。


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症例報告:繰り返すぎっくり腰

40代 男性 金融系オフィスワーカー

3年前より、冬になるとぎっくり腰を繰り返す。ワンシーズン2回ほどギックリになることも。
今回は3日前にギックリ腰、歩けはするが中腰が辛い。いつも右腰が痛みでる

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・繰り返すぎっくり腰を何とかしたい

・腰の重だるさ

・中腰で右腰に痛み

・股関節の固さを普段から感じる。

  

 お身体の状態と見立て】

・右臀部(お尻)にゴリゴリと筋肉の筋張った強張りを触れる。中殿筋・梨状筋押すと痛い

・右に身体を傾けたときに右腰に痛みあり

・前屈30度ほどで右腰に痛み

・腰回り・臀部触ると冷たい

・右お腹を触ると腸腰筋に硬さあり

 

 鍼灸施術と経過 

・腰~臀部~下肢と経絡に沿った、ツボ・圧痛点を狙い刺鍼(うつぶせ寝は痛みが増す恐れあり、右を上にした横寝で施術)、ギックリ腰を起こした直ぐは、はり灸で強い刺激を患部に与えない方が良いことがありますが、今回は状態を確認し、腰部や臀部にしっかりめに鍼を打ち、その後灸を行いました。

・一回目の施術後、前屈みなど動作による痛みは8割ほど減り、可動域も増した。しかし油断は禁物で、寝方と座り方のアドバイスをして施術を終える。

・今回のギックリの痛みは3回の施術でほぼ改善しましたが、臀部やお腹の奥の腸腰筋の硬さはすぐに改善するものではなく継続的に施術が必要になります。今回は10回週一のペースで施術を行い、生活上の姿勢・動作のアドバイスに加え、エクササイズを行ってもらいました。10回目の施術時点では、腰、股関節周りの筋肉の強ばり感は減り、可動域も増しました。腰の重だるさも感じなくなったとの事です。また足の冷えも改善したとの事です。

 

 担当よりコメント 

慢性的な症状の改善では、はり灸の施術だけでは不十分です。お身体の状態に合わせた養生法をアドバイスし実践していただき、心身を良い状態に導いていく事が重要と考えております。


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症例報告:冷え性と頻尿

40代 女性

​​冷え性と頻尿

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 お困りの症状】

冷え性

・夜中に何度もトイレに起きる

 

 お身体の状態と見立て】

体が冷えやすく、特に手足が冷たい

・そのせいか肩や背中など、体がコリやすい

・朝方などに神経痛のような症状がでることがある

・夜中に何度もトイレに起きるため、睡眠が浅い

・日中もトイレが近く何度も行きたくなる

・便秘気味である

・ストレスや緊張により、冷えが悪化する

・決まった運動週間が無い

・食べる量や食べる時間などがバラバラで食事が不規則になりがちである

 

度重なるストレスや生活習慣の乱れが影響し、血流や気の巡りが悪くなり、

身体の冷えが生じている。

また食生活が乱れることも身体を十分に暖められない要因だと考えられる。

冷えが原因となり、頻尿や肩や背中などのコリを悪化させている。

 

冷え性が慢性的に続くことにより、神経や内臓の状態にもにも悪影響を与え、

神経痛や便秘などの各症状が現れていると思われる。

 

 鍼灸施術と経過 

血流を促進、身体の冷えを取り除く

・頻尿を緩和し、睡眠の質を向上させる

・身体の過緊張を取り除き、リラックス効果をもたらす

 

上記を主な治療として行った。

初回の施術後、身体が軽くなりとても楽になった。ポカポカと温まり手足の冷たさが軽減された。

治療の回数を重ねる毎に夜間のトイレへ起きる頻度が減ったように思う。

朝方の神経痛の頻度もかなり減った。

便はほぼ毎日、快適に出るようになったのでスッキリ感がとてもある。

治療を続けてみて、冷え性や頻尿の症状がかなり改善され睡眠の質も向上しているので、

これからも続けていきたい

 

 担当よりコメント 

冷え性や頻尿は、生活習慣の乱れやストレスが原因となることがあります。

鍼灸治療により血流を促進し体の冷えを改善すると同時に、

ストレスを軽減して自律神経のバランスを整えることが重要です

 

また、日々の生活習慣にも注意が必要です。適度な運動やバランスの取れた食事、

十分な睡眠などを心がけることで、治療の効果を高めることができます。

健康な生活を目指していきましょう!

 

清末


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豆はからだの邪気もはらいます

2月3日は冬から春へと季節が代わる節目にあたる日、節分。

その昔、京都の鞍馬に現れた鬼の目(魔目=まめ)大豆を投げつけたところ、鬼を退治することができた(魔滅=まめ)という話が残っているそうで、豆をまき邪気を祓う習慣が今でも残っている由来になっているようです。

そんな由緒のある豆ですが、食薬としても素晴らしい食材で、東洋医学では、体内の水の巡り(余分な水を排除し、必要なものは再循環させる)をよくする効果があると考えられています。

血行が悪くなりやすい冬場は、足腰に痛みやむくみが出やすく、泌尿器系のトラブルも多くなる時期です。豆類を意識的に食べ、水の巡りを助けてあげましょう。

 

豆にも色々な種類がありますが、それぞれに固有の効能があります。

黒豆
黒色や赤色の食材は血を養い巡らせる働きがあると考えられています。血行不良が起きやすい冬場にはぴったりな食材です。

大豆
胃腸を整える効果があり、だるさや疲れが取れない方におすすめです。
昆布・ひじきなどの黒色食材と合わせた煮物は、血行改善も期待できる、いまの時期にピッタリな食事になります。

 

NHK BSフロンティア「 東洋医学とは何か」- 東洋医学の最新の研究成果

NHKでまた東洋医学の番組が放送予定です。鍼灸や漢方などの最先端の研究を取材した科学番組です。
番組では世界的な医学雑誌に掲載された足三里の抗炎症効果に関する研究も取り上げられます。
鍼による抗炎症効果は精神科領域の鍼灸治療にも大きく関わりますので、精神疾患に対する鍼灸のメカニズムを紐解くヒントにもなります。

ぜひ東洋医学の最新の研究成果をご覧ください。

番組名:フロンティア「 東洋医学とは何か」
放送予定:
2月8日(木) 22:00〜22:59(BSP4K)
2月14日(水)21:00〜21:59(BS)

参考までに足三里の抗炎症効果に関する英語論文の一部を下記にリンクします。

Dopamine mediates vagal modulation of the immune system by electroacupuncture
naturemedecine, published  23 february 2014

A neuroanatomical basis for electroacupuncture to drive the vagal–adrenal axis
Nature, published 13 october 2021

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