10月の頭に中国に行ってきます。
当初は、いつもお世話になっている先生が鍼の買い出しに行く目的のついでに、自分の師匠の治療見学もするからついてきてくれないか、
ということで先生と二人で行く予定でした。
ところが、他にも一緒に行きたいという参加希望者出て、鍼灸師三名と鍼灸学生一名の計四名で行くことになりました。
先生の昔の留学先の病院見学とその病院を引退して自分で診療している先生の師匠の所へ診療見学に行ってきます。
今回は天津と北京です。三月の南京に続き六度目の訪中です。
上の写真は八月に鍼灸師の友人が研修で行った天津中医薬大学病院の写真です。
同じ病院に行くかも知れません。
短い滞在ですが、今回は少人数での旅行で、いつもお世話になっている先生も一緒です。
盛りだくさんの旅になりそうです。
首が痛い、肩こり、腱鞘炎などの症状が起きている方は。
首肩手とセットになって筋肉が強ばっている事が多いです。
手の動作は、首肩周りの筋肉も同時に使います。
握りこぶしをぐ~っと握ってみて下さい。
前腕だけでわなく力こぶの筋肉(上腕二頭筋)胸(大胸筋)も硬くなっていませんか?
このほうがより強く握れるからなのです。
人間の動作は、いくつかの部位、筋肉が同時に作用して、動作を行います。
鍼灸はこの仕組みを利用して治療を行います。
肩こりの時に、肩だけではなく、手のツボを使うのはこのためです。
首の動かしづらさを訴える方に、手に鍼をするだけで、首の動きが良くなることは多くあります。
手-肩の連続した動きをスムーズにする事が出来ると、首肩手の症状は自ずと解消されてることが殆どです。
先日、息子と遊びに行った公園で、ふと空を見上げてみると、
圧倒されるような夏の空。入道雲をみながら、空想の世界に浸っていた子供の頃を懐かしく思っていると、
3歳の息子が突然「雲の上にはお城があるんだよ。」と一言。ジブリデビューはまだしていないはずですが。
保育園で誰かの話を聞いてきたのでしょうが、まだまだ赤ん坊のイメージしかなかった息子も、
いつの間にかいろんな見方や感じ方をするようになっていたようです。そんな息子の目に、私はどんな父親として写っているのでしょうか?(笑)
普段は手を焼かされる事が多い息子に、頼もしさを感じた瞬間でした。
7/30~8/3、お休みを頂き故郷の佐賀に里帰りしてきました。
連日35度を超えで参りました。東京の暑さと質が違い暑さがまとわりついてくるかんじです。
時間の流れも、東京に比べゆっくり感じます。人が少ないのがそう感じさせてくれるのかもしれません。
海に山に自然にふれ、心身ともにリフレッシュできました。
休みをしっかり取る事も大事だなと感じた休日でした。
まだまだ暑い日が続きそうですね。皆様も頑張り過ぎてばてないよう、ホドホドにして下さいね。
お盆の時期は、通常通り営業しております。
呼子のいか いつも2.3きれ食べた後に写真撮ってしまう
西村
汗が滲み出るような暑い日が続いていますね。こんな気温の時に起こりやすいのが熱中症ですが、暑い環境の中で身体に起きる障害を総称して熱中症と呼びます。
銭湯や温泉で熱い湯に浸かりすぎたり、サウナに長時間入りすぎたりして、フラフラになった経験ってありませんか?あれも実は熱中症の一つなんだそうです。
熱中症になってしまうと脱水状態になる為、体が動かなくなったり、体温上昇によってめまいや痙攣などの症状が起こる事もあります。暑い日に家の外だけでなく、家の内でも体調が悪くなるような事があれば、熱中症の可能性があります。
人体は外から温められ過ぎると、体調を崩し、意識状態が悪化したり、場合によっては命を落としたりもします。一年中、熱中症は起こる可能性はありますが、体が温まりやすいこの季節の対策は特に大切です。こまめな水分補給、外出時の日傘や帽子の活用などをどうぞ忘れずに。
来る11月5日(土)~6日(日)に茨城県のつくば国際会議場で世界鍼灸学会連合学術大会(WFAS Tokyo/Tsukuba 2016)が開催されます。
WFASホームページ
正式名称はInternational Conference of World Federation of Acupuncture – Moxibustion Societies Tokyo/Tsukuba 2016 ですが、
通称WFAS(ウファス)と言っています。
昨年はカナダのトロントでありましたが、今年は23年振りに日本での開催となりました。
参加者は既に1,000名を超えているようです。当初、早期申し込みは7月7日まででしたが、8月4日まで延期されました。
8月4日までは三万円、それ以降はもっと高くなってしまいます。
鍼灸師の皆様、日本で鍼灸の世界大会が行われるチャンスです。早期申し込みをしてしまいましょう。
私、中島がこの学会で口頭発表をします。まさか発表することになることとは思ってはいなかったのですが、昨年から参加している研究会のご縁で発表チームに加わることになりました。
私はフランス語ならOKですが、英語で話すとフランス語なまりになったり、時には英語ではなくてフランス語の単語が出てくるので内心は大丈夫なのだろうかと思っています。でも、ここまで来たら乗りかかった船です。肝を据えます。
というわけで、私のヴァカンスはこの発表が終わった後に取らせて頂く予定です。
フランスだと夏はみんなヴァカンスに出かけてしまって休みモードですがここは日本。ヴァカンスで連絡が取れないなんてことはないでしょうが、やはり夏休み独特のゆったりした空気は流れているように思います。
やっと夏らしい暑さになりました。汗を沢山出したら水分補給。
クーラーに頼りすぎず、体が持っている季節センサーを有効にして過ごしたいですね。
西村夏休みのお知らせ
7/30(土)~8/3(水) 夏休みをいただきます。
例年お盆の後に夏休みを取ることが多いのですが、今年はクラゲが出る前に夏休みをいただきます。
小守、中島は出勤しておりますので、急な症状ございましたら、代診可能ですので、ご連絡ください。
よろしくお願いいたします。
佐賀、唐津の海
お灸施術時の、着火の話。
私は、ワークマンを愛用しています。作業着の店だけあって機能性が高く、安価な商品が多いからです。
バイクに乗るときの、ブーツやグローブ、雨具。
愛用している、二本指(足袋のような)靴下。(五本指だと指の間が痛いから)
などなど西村御用達の店です。
そこで、いいものを見つけました。
これです↑
これが長年欲しかったものなのです。
チャッカマンの形状で、ターボライターの機能を併せ持った最強の着火用品です。
線香は勿論、炭化灸の着火も朝飯前です。
しかも、CR(チャイルドレジスタンス)機能がついておらず、親指に優しい仕様です。
しかもなんと、ガス補充可能なのです。ECOです。
鍼灸師ならわかりますね、この商品の素晴らしさ。
楽天に同じものと思われる商品がありました。
着火の煩わしさから解放される日が訪れることでしょう。
鍼灸師の皆様向けの記事でした。
西村
ここ最近、急に気温があがりましたね。日差しは、もう夏そのものですが、これからが夏本番です。日頃の生活習慣を整え、これからの2か月を上手に乗り切りましょう。
この暑い季節にオススメしたいのは、夏野菜をよく食べることです。きゅうり、ナス、ピーマン、トマトなど、今では一年中見かける野菜になりましたが、これらは、夏に不足しがちになるビタミンやミネラルをたくさん含んだ夏を代表する野菜です。
特にきゅうり、とうがん、スイカ、ゴーヤなどのウリ科の野菜には水分が豊富に含まれているため、身体を冷やす作用をもち、夏バテ予防になる食材です。その他にも、余分な塩分や水分を排出する効果をもつカリウムが含まれているので、代謝の低い年配の方や足の浮腫みが起きやすい方には必要な野菜です。
今年の夏は、たくさんの夏野菜をたべて乗り切りましょう。
7月4日月曜日にフランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード」の講演会に行ってきました。
鍼灸師としても参考になることばかりで、貴重な講演を聞くことができて良かったです。
NHKの「あさイチ」や 「クローズアップ現代」でも取り上げられていたので、ご存知の方もいるかもしれません。
ユマニチュードとは、人間を尊重する哲学と人間の知覚・感情・言語のメカニズムに基づいたケア技法です。Humanitudeユマニチュードとは「人間らしくある」ということ。高齢化に伴い、認知症ケアが世界レベルで大きな課題になっている中、注目を浴びている技術です。
高齢者が入院すると、痛みで動き回らないように拘束されたり、動きを抑制させられることがありますが、ユマニチュードの考え方はその真逆です。
「動かせること。」
そうするためにはどうすればいいのかということに着目した技術です。
ユマニチュードの技法を考案したイヴ・ジネストさんは元々体育学の教師でした。体を動かすことの重要性を分かっていたからこそユマニチュードを技法化できたのだと思います。
写真がイヴ・ジネストさん。写真はこちらからお借りしました。
ジネストさんご本人のお話を聞くことができましたが、ユマニチュードを日本で普及させるにあたって難しいかもしれないと思ったことにフランスとは違う日本のコミュニケーション方法を挙げていました。
フランスではビズと言って、友達や同僚と頬っぺたにキスする習慣があります。普通に生活していれば、1日に何度もビズをするのは当然です。でも、日本ではビズの習慣はありません。ビズなんてしたら、おかしな顔をされるか、男女間なら誤解されてしまうでしょう。
アイコンタクトについてもそうです。「瞳と瞳を合わせることで幸せホルモンオキシトシンが出てくる」ことは科学的にエビデンスがあるようです。ただ、アイコンタクトが欧米ほど一般的ではない日本では習慣の違いがあります。
フランスのコミュニケーション方式からもヒントを得ているユマニチュードですが、3年も話したことがなく寝たきりだった方が言葉を発するようになったり、画期的な技術だと思います。
「病人」として扱うのではなく、「人間」として尊重して接するという基本的なことがいかに大切なことなのかということが根幹だと思います。
会場を離れる前にジネストさんと握手をしましたが、愛情溢れる目をしていました。たくさんのお年寄りの心を開かせてきただけのことはあります。彼の目を見て、ユマニチュードこそ高齢化社会に必要なものだなと感じます。
日本でもユマニチュードを広めようという動きが大きくなっているようです。私も、もし自分が将来介護を受けることになるのなら、ユマニチュード方式がいいですね。
こちらのサイトの最後に動画があります。ご興味のある方はご覧ください。