あまりなじみはありませんが、鍼灸では風邪の治療もしています。例えば、急な咳には「孔最(こうさい)」、熱を伴う咳には「尺沢(しゃくたく)」というツボを使い治療を行います。どちらも肺の反応が現れるツボであり、肺と関係する呼吸・咳・鼻・喉などの治療の時によく使用されるツボです。
「尺沢」は肘を曲げた時にできるシワの上、親指側にある筋肉の外側にある凹みにあり、「孔最」は尺沢から手首に向かい、指4本分下がった凹みにあるツボです。

喉の痛みを伴う咳に対しては「天突(てんとつ)」を併せて使うこともあります。中指の腹が鎖骨と鎖骨の間のくぼみにひっかけるようにして下方向に押して刺激します。押し方に注意が必要な場所です、ゆっくりと力を入れていきましょう。お灸で温めるのもいいですが、ない時には指で押してもOKです。痛かったり、むせる場所なので、力加減にはご注意下さいね。
私はフランスで生活していたので今でもフランスの友達とコンタクトがあります。
昔のフランス人のクラスメートが東京に住んでいて、奥さんが中国人です。
ひょんなことで彼らの家に良く行きますが、中国人や台湾人の人と話していると、彼らは生活の中に上手く漢方や薬膳を取り入れていることにいつも関心します。
フランスにいた時も中国人の友人の家に招かれると「この季節は菊茶を飲むと良い」と菊茶入れてくれたものでした。
当時はまだ中医学は勉強はしていませんでしたが、〇〇には〇〇が良い、この季節にはこれを食べるんだよということが生活の中に入りこんでいます。
前述のフランス人のクラスメートに久しぶりに会ったことで、フランス生活が蘇ってきました。
私はフランスにいた初期に大学寮に住んでいたのですが、いろんな国籍の人達の料理の仕方を見ることができました。中でも、パキスタン政府の留学生達には色んなカレーを食べさせてもらいました。
インドカレーは辛くて油っこいと思う人もいるかもしれませんが、彼らのカレーは素晴らしく美味しかったです。
大学寮はキッチンが共同でしたから作り方も横で見ていて、大学寮を離れても常にスパイスは大量にありました。
私はフランスに7年いましたが、お腹を壊したことが一度もありません。
おそらく常にスパイスを料理に使っていたお陰で抗菌作用も功をなしていたと今となっては思います。
フランスではガストロと呼ばれるウイルス性の胃腸炎がよく流行るのですが、いつも一緒にいる友達がなっても私自身は罹ったことがありません。
インド料理で使うスパイスは漢方に通じるものがあります。
先日、フランス人と結婚した台湾人が冬の準備として「薑(姜)黃」を摂ると言っていました。薑黃とはなんだろうと思ったら、ターメリックのことでした。日本語読みでは「きょうおう」です。
ターメリックと言えば、カレーの黄色い色の元で、要するに鬱金(ウコン)です。
ただし、彼女が言った薑黃は日本で良く出回っている鬱金(ウコン)とは厳密には違います。
同じショウガ科ですが、薑黃(キョウオウ)は温める作用、鬱金(ウコン)は冷やす作用があります。
だから冬の前には温める作用のある薑黃を摂るんですね。
フランスのクラスメートに再会して、昔を思い出してスパイスを大量に買い出しに行きました(下の写真)。
そして、昔のようにカレー等を作って見ました。汗が吹き出ますし、やたら便通も良いです(笑)。

自分の体は食事が作っているわけですから、
スパイスの力も借りてこれからも養生していきたいと思います。
クミンやコリアンダーを使った炒め物が簡単でおすすめです。
中島
この時期街なかを歩いていると、どこかしら金木犀の香がしてきますね。
中国では「柱花」と呼ばれ、漢方にも使われます。
気のめぐりを良くし、お腹を温める作用があると言われています。
ストレスなどイライラした気分をれやかにしてくる作用があります。
金木犀の香りは、なんだか落ち着いた気分にさせてくれますね。
中国には、金木犀を白ワインに浸けたお酒、桂花陳酒やお茶などもあるようです。
その時々の季節に応じた、食や自然の恵みを取り入れて、健康な生活を送りましょう!

9/23(土) 秋分の日は、西村&中島は出勤します

今年は、土曜日が祝日の日が4回あります。
普段土曜日休みの方にとっては、ありがたくないですね。
週末に、鍼ケアいかがでしょうか?
10:00~17:00で受付いたします。 まだ空きございます、ご予約はお早めに!
商品レビュー

山正さんのヒマラヤもぐさをからだはうすさんで購入しました。素朴なおしゃれな梱包です。

ヨモギ特有の香りが少なめに感じました。

こういう案内が同封

半米粒大(米つぶの半分の大きさ)はいける、少しポロポロとした感じ。油分が少ないのだろうか。

大極上との比較、大極上の方が目が細かくフワフワした感じです。
ヒマラヤもぐさは硬く捻り、やや熱めの灸を行う時に良いかもしれません。

半米粒大
試しに合谷に施灸してみましたが、少し熱めかなという印象。
使ってみて、機会あればまたレビューいたします。
「最近よく脚がつって困ります」というような相談をされることが続いています。
脚がつるとは、筋肉が縮まったままで痙攣している状態のことをいいます。「こむら(=ふくらはぎ)がひっくり返るくらい痛む」ことから、こむら返りとも呼ばれていますが、原因はよくわかっていません。体内のマグネシウム、カリウム、カルシウムの不足や病気、妊娠などと関係しているのではというのが有力な説です。
東洋医学が考える脚がつる原因は「気」と「血」が一時的に不足している状態の時におこり、言い換えると動力と栄養分が足りなくなっている状態にあるという見方がされます。
【気・・・目に見えないが、体の原動力になるもの】
【血・・・全身の組織、器官に栄養を与えるもの】
血は筋肉や腱に栄養を与えながら、滑らかに動かす働きをしていますが、急激な運動により、気・血の不足が起きると筋肉はこわばり、痙攣します。また、血は心を通じて運ばれるため、心から遠い脚は血が送られるのに時間がかかります。寝ている時は、脚にとどく血がさらに少なくなるため、就寝時は脚がつりやすい状態になります。漢方では、芍薬甘草湯(筋肉の緊張をゆるめ痙攣やその痛みを抑える作用)がよく処方されます。
予防法としては、運動前後のストレッチやこまめな水分補給(ミネラル・塩分の含まれるもの)、湯船につかり温める、などがよく取り入れられているものですが、それでもなかなか改善しない方は漢方をお試しください。副作用は少ないと言われている漢方薬ですが、薬は薬。服用する前には漢方を取り扱う医療機関での相談を忘れずに。

梅雨明けたと思えば、暑かったり台風来たりと不安定な天気が続きますね。
来週8/18日(金)~22日(火) 西村 夏休みを頂きます。宜しくお願い致します。
他のスタッフは出勤しております。
カルテにて症状、お身体の状態は把握しております。お困りの症状ございましたら、お問い合わせください。

北京研修から帰りました。
今回も貴重な体験をさせていただきました。
北京に行く前に「観光の時間なくていいですか?」と主催してくれる北京中医薬大学の博士課程の方から連絡があり、予めスケジュールを見せてもらったら、前回にもましてびっちりスケジュール。。。
でも、移動の合間に適度に色々できたので良かったです。
八日間の滞在を最大限有効に使うことができました。
今回は「交流」の要素を沢山入れてくれたので、こちらが勉強するだけではなく、日本の鍼灸の紹介もあちこちでさせて頂きました。皆さん興味津々です。
テレビに出演するような有名な先生の講義や臨床もありましたが、
針とカイロを合わせてやっている先生、
アメリカ人で北京中医薬大学で中医師の資格をとって北京で働いている先生、
新橋に中医クリニックを出している大元のクリニックにも行きました。
駐在の日本人も沢山行っている所です。
臨床や将来に向けてのヒントが沢山得られました。
↑ 私が日本の鍼を紹介させて頂きました。

↑ 中日友好病院を辞職して自分のクリニックを開いた先生の所で。

↑ ある病院で日中交流の後、カッピングをやって欲しいと頼んだら快く引き受けてくれました。日本でもやってもらった事はありますが鮮やかすぎる手つきは流石!

↑ アメリカ人の先生が働くクリニックで。ギリシャ人、台湾人の方も写っています。

日差しが真っ黒い影を落しています。日差しで頭がくらくらしちゃいます。
日本橋は街中なので、車の熱、照り返し、室外機の熱などが相まって非常に熱くなっております。
日傘や帽子などで、暑さ対策して当院にお越し下さい。
身体の不調を引き起こす湿気を東洋医学では「湿邪」と呼んでいます。雨の日は蒸し暑くても、何となく身体の芯は冷える感じがしませんか?水は人間にとって必要なものですが、湿度の高い所に長時間居ると、発汗が上手くいかなくなり、余分な水分が排出できなくなってしまいます。
湿邪は体内に溜まると冷えを起こすと考えられています。冷えは血液の循環を滞らせ、代謝を悪くし、尿や汗で水分を排出しづらくしてしまいます。浮腫みの原因にもなります。梅雨の時期は何か体調が良くない、その原因は湿邪から起こる冷えにあるのかもしれません。
「水」は下に溜まる性質があるので、湿邪の症状は下半身によくあらわれます。クーラーが強い室内では、靴下やスパッツなどで防寒対策、暑くてもシャワーだけでお風呂を済ませず、湯船につかり、体を温め汗をかくことが大切です。大事なのは水分補給と排出のバランス、始めから水分を取らないような無茶はくれぐれもなさらずに。
