西村院長のEDOブログ

秋の体調不良・花粉症

東洋医学では秋は「燥邪」(乾燥)により調子を崩しやすく、五臓の「肺」の働きが弱まりやすい季節だと言われています。乾燥により皮膚の疾患、呼吸器の症状が発症・悪化しやすかったりするので湿度管理など注意が必要です。

それ以外にもこの時期は、ブタクサやイネ科などによる秋の花粉症で、鼻水や痒みに悩まされている方が多いかもしれません。夏の疲れが残っていると、体調の回復が遅れ、免疫機能が低下しアレルギー症状が出やすくなると言われています。しっかりとした睡眠時間の確保と体調を整える鍼灸治療がおすすめです。

 

 

過ごしやすくなった秋は、ついつい夜更かししがちに。就寝前のSNSや読書で睡眠時間が足りなくなったり、インプットした情報の整理で脳が疲れると、質の良い睡眠がとれなくります。

不調は身体からのSOS、気づかずに続けていた日頃の習慣を見直すキッカケにして下さい。

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小守

鍼灸症例報告:緊張で胃痛、頭に血が昇る

40代 女性

講師の仕事を始めた。長期間のパソコン使用と準備・講義で胃痛。緊張で首が回らない。頭に血が昇っている。

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・自分の講義への講評で緊張。胃痛がする。

・背中が痛い

・首すじのコリ

・血が上に昇っている感じがする。頭痛

  

 お身体の状態と見立て】

・お腹全体が冷えている。準備と発表を終えて極度の疲労。気虚(エネルギー不足)の状態。

・首部全体がブヨブヨとした硬さ。準備と発表の両方のストレスにより身体がこわばっている。

・空笑いが多い。ストレスを減らそうとする防衛反応かもしれない。

・背中に湿疹が出ている(ご本人によると免疫が下がってくると出るとのこと)

 

 鍼灸施術と経過 

・来院時に自分の講義について話ことが多いので、話させるとだんだんと落ち着いてくる。

・肩甲骨内側の圧痛部分 膏肓(こうこう) に鍼と灸。

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・2週間ごとの鍼灸治療。

・お灸で腹部の冷えと足へのアプローチ。

 

 担当よりコメント 

講義に対する評価に一番ストレスを感じているようなので、自分自身も楽しんで行っている自覚を持つようにアドバイス。背中の湿疹が出るのは免疫力が下がっている印という本人の言葉通り、疲労も積み重なっているようなので息抜きも上手く取り入れて欲しい。

中島


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鍼灸報告:首を動かすと右後頭部がピリッとする

40代 女性

1週間前より、首を動かすと右の後頭部にピリッとした痛みを感じる

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目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・首を下に向けたり、右に向いたり、右肩を動かすと、右後頭部のピリッとした痛み

・肩こりは慢性的にあり

・更年期の症状と思われる、ホットフラッシュ 動悸あり

  

 お身体の状態と見立て】

・うなじの部分にある後頭下筋を触診すると硬い筋緊張あり

・右に首をひねりずらい

・右肩関節の動きが制限されている、小胸筋のかたさによる

右の肩関節の動きの制限と猫背姿勢により、首が正常に動いていないことが、後頭下筋の緊張をつくっている様子。
この後頭部の筋肉が緊張が高まると、後頭部から頭頂部に向かう神経に圧が加わりピリッとした痛みが出ていると考えられる。

 

 鍼灸施術と経過 

・右の肩甲骨周り、背部、頚部の動きの制限を作っている部位に鍼

・下半身の冷えがあり、のぼせの原因となっている様子なので、お腹、下肢に鍼+灸

3日おきのペースで、施術を行う、3回目の施術時にはピリッとした痛みはなくなった。頚部、肩関節の動きもついてきた。
引き続きの更年期の症状も含めて施術を継続している。

 

 担当よりコメント 

うなじ部の筋肉の緊張により、今回のような首動作時にピリッとくるという症状の改善には鍼が効果的です。後頭下筋は筋肉の層の深い部分にあるので、あん摩などの手技では効率よくアプローチしにくい場所だからです。
またのぼせなど、熱が上に上がりやすい状態があると、頭痛やめまい、肩こりなど身体の上部に症状が起きやすいと考えられています。下半身の循環を良くし、熱が上に昇りやすい状態を良くすることも、大事です。

西村


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症例報告:鼻血がでやすい 、口内炎がよくできる

20代 女性

鼻血、口内炎

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 お困りの症状】

鼻血がでやすい

・口内炎がよくできる

 お身体の状態と見立て】

子供(小学生)の頃より鼻血がでやすい

・鼻血は11.5ヶ月に1回は出る、1度でると2.3日は毎日出続ける

・口内炎も子供(小学生)の頃からよくできる

・口内炎はひと月に34回、1回につき2.3個できる

・口内炎ができると口の中があちこち痛くて食事をするのがつらい

・口が乾き冷たいものをよく飲む

・便秘気味である

 

子供の頃よりしょっぱいものや脂っこいもの、俗に言うジャンクフードが大好きで良く食べる。

ほぼ毎日食べる。

口内炎がひどいときは痛くて食べる量も減るが、治るとまたすぐに食べる。

大人になってからはそれに加えて食事の時間も不規則になり、より偏った食生活になった。

偏った食生活の為に胃に熱がこもりこの熱が口内や鼻に影響を及ぼし、

口内炎や鼻血症状が出ていたと考えられる。

 

 鍼灸施術と経過 

体内の余分な熱を取り除く

・胃の健康な状態を保つ

 

上記の点を主として治療を行う。

併せて食生活を見直してもらう。

最初は辛いがジャンクフード食べる量や頻度を減らしてもらう。

治療後2.3回目あたりから便がするっと出るようになる。

治療を初めて2.3ヶ月経ったが、以前ほどジャンクフードを食べたいと思わなくなった。

鼻血は暫く出ていない。

口内炎もできる頻度が減ってきたので嬉しい。

 

 担当よりコメント 

人体を縦に流れてるルートを経脈(けいみゃく)、

横につなぐ分枝のことを絡脈(らくみゃく)と言い、

これらを合わせて経絡(けいらく)と言います。

経絡には気や血などが流れており、臓腑と四肢・関節とを連絡し、体内全ての機能を調整しています。

各ルートにはそれぞれ連絡する臓腑や器官があり、それぞれの反応が現れやすい場所でもあります。

私たち鍼灸師がつかう経穴(けいけつ)いわゆるツボは、

ほとんどがこのルート上にあるため、この経穴に鍼灸治療を行うことにより、

関係する臓腑や器官の治療を行っています。

清末


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こむらがえりのセルフケア

暑さのピークは過ぎましたが、蒸し暑さはまだまだあります。しばらく冷房に頼る日が続きそうです。

 

就寝時に冷房や扇風機をつけていたり、窓を開けて寝ていると、夜中や明け方に身体が冷え、寒くて目を覚ましてしまうという事はよくあります。身体が冷え、血のめぐりが低下している状態で、このような時、「こむらがえり」が起こりやすくなります。

「こむらがえり」のこむら(腓)とは、ふくらはぎのことで、ふくらはぎの筋肉が痙攣し、足がつってしまう状態の事です。「こむらがえり」がおこる原因に、筋肉の疲労、水分やミネラルの不足もあると言われていますが、寒さでカラダが冷え、筋肉がかたくなった時に起きることがあります。

 

東洋医学では、五臓の「肝(かん)」の不調で「こむらがえり」が起きると考えられています。「肝」には、血液を貯える機能とカラダ全体に送る血液量をコントロールする2つの機能があり、「肝」が不調になると、血の巡りも低下し、血液が届きづらくなった部分に「こむらがえり」がおこります。

 

最近、足がよくつってしまうのは身体が冷えていたり、「肝」の働きが弱まっているからかもしれません。夏でも身体は冷えています。温める事も忘れずに。

 

こむらがえりの予防ケア

承山(しょうざん)

→つま先立ちをしてアキレス腱をふくらはぎの方へ上がっていき、凹みを感じられるところ。

大衝(たいしょう)

→「肝」の元気を取り戻すツボ。足の甲の親指と人さし指の骨が交わるところの凹み。

小守

コロナの後遺症で嗅覚がなくなったのを治して欲しい

50代 性別 女性

新型コロナウイルスにかかって、コロナの症状が良くなったと思ったら急に匂いが分からなくなった。テレビでコロナ後遺症で嗅覚がなくなったのを鍼灸治療で治療したアメリカの話を見て来院した。

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・コロナウイルス感染後の急に嗅覚がなくなった

・家族全員コロナになり、最後に自分が感染したので看護の疲労もある

・倦怠感が抜けない

・たまに咳込みそうになる

  

 お身体の状態と見立て】

・コロナ以前から続いているお仕事の疲労

・緊張状態が続いており、肩周り背中が張っている

・肩甲骨の動きが悪い

・おなかが冷え、おなかの力がない

 

 鍼灸施術と経過 

・体全体(特に上半身)の緊張を取る

・消化吸収をスムーズに行えるように胃腸の動きを良くする施術

・コロナ罹患後を考え、呼吸に関係するライン上への刺激

・耳への鍼(呼吸器に対応する箇所)

鍼灸治療後の三日後に嗅覚が戻ったと報告がありました。鍼灸治療のおかげかは分からりませんが、嗅覚がなくなってもしばらくは様子を見ると良いと思います。

 

 担当よりコメント 

調子が悪いと来院する方。今回はどうしたのかと思ったらコロナの後遺症で嗅覚がなくなったとのこと。料理をしていても匂いが分からないし、家族の介護をする際の「悪い」匂いも分からない。コロナの後遺症ではなくても風邪や副鼻腔炎で嗅覚や味覚が一時的になくなることがあります。自己治癒力を高めるためにお身体全体の緊張を取り除き、鍼灸で免疫の調節ができるように促します。

中島ブログ


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鍼灸症例報告:歯痛と思ったら顎の筋肉の凝りだった

40代 女性

1週間前より、左上の歯の痛みがでて歯医者に行ったら顎の筋の強ばりが原因と言われ当院に来院

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目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・左頬に痛み有り、歯痛様の痛み

・顎が開きづらい

・首肩コリ

・こめかみ回りにこわばり

  

 お身体の状態と見立て】

・頬骨の奥にある筋肉を触るとコリコリとした筋の強ばりを感じる

・上背部・首横の緊張強い食いしばっている模様

・全体にむくみあり

職場の移動と多忙が重なり、プレッシャーのストレスで食いしばりにより顎の筋の強ばりが痛みにつながったと考えられる。

 

 鍼灸施術と経過 

・上半身の緊張が強いので、背部の緊張を緩める、上半身の緊張が取れないと食いしばりはなかなか改善しない

・コメカミと顎周りに鍼、左頬奥の特に固い筋肉をじっくり探り刺鍼、じわーっと鍼が響いた模様とともに針先に筋に緩む手ごたえを感じる

・週一ペースで施術を5回行った 施術毎に痛み軽減し顎周りの筋以外も、表情も柔らかくなり身体全体の緊張も緩んできた印象、顎が開きやすくなっているとの事

 

 担当よりコメント 

顎の筋の緊張による痛みを歯の痛みと感じることがあります。無意識の食いしばりにより顎の緊張が出てきます。ストレス発散と鍼灸おすすめです。


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症例報告:汗をかけない、のぼせ

30代 女性

汗をかけない、のぼせ

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 お困りの症状】

・汗をかけない

・のぼせ

・顔が赤くなる

 

 お身体の状態と見立て】

・昔から汗をかきにくい、暑い夏でも全く汗をかけない

・夏はとくにのぼせて気持ちが悪い感じがする

・子供のときから、動くと汗はかかないのだけど顔が赤くなってしまうのが嫌だ

・お風呂には長く入れず、温泉でもちょっと長く入ったら倒れたことが何度もある

・運動すると、手のひらに一気に血が巡る感じと、手がぱんぱんに浮腫む気がしてそれも気持ち悪い

・全身の肌はどちらかと言うとカサカサ乾燥気味である

・肩こりと首のこりもつらい

元々虚弱体質、お酒が大好きで食事よりも飲酒というような不摂生な食生活により、

気が不足し、汗をかく力が低下。

そのため熱を発散できず身体に熱がこもり、のぼせなどの症状が出たと考えられる。

 

 鍼灸施術と経過 

不足している気を補う

・余分な水分を外に出すよう促す

上記の点を主として治療を行う。 治療後4.5回目あたりから肩と首のこりが楽になりよく眠れる。

治療を始めた年の夏は汗をかけなかったので、翌年の夏に汗をかけるのを目標に鍼灸治療を続けた。

また激しい運動をしてしまうと具合が悪くなってしまうため、激しい運動は避け、

じんわり汗をかくような筋トレなどを続けてもらった。

その結果、今年の夏は身体に汗をかけるようになり、のぼせたり動いて気持ち悪くなったりなども無く過ごせている。

顔が真っ赤になることも無くなった。

皮膚のカサカサ乾燥する感じもなくなりしっとり潤いのある肌になってきたのでとても嬉しいとのこと。

良い状態をキープしたいので、これからも治療は継続していく。

 

 担当よりコメント 

鍼灸治療は昨日今日では変化が分かりにくいこともあります。

治療を続けることによって、1年前の自分と1年後の自分を比べてみて変化の違いに驚くこともあるでしょう。

皆様の未来がより過ごしやすい日々でありますように。


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夏も身体は冷えている

暑い日が続きますが、この時期は暑さによる体調不良だけではなく、冷房や飲食で身体を冷やし過ぎて、体調を崩すというケースも増えているように感じられます。

「手先や足先が冷えている」

「腰・お腹を触るとひんやりと冷たい」

「お腹が張っている感じが続いている」

最近このような症状はありませんか?これらは、冷えで血流の巡りが悪くなり、内臓の働きを弱らせている事が原因かもしれません。

骨盤の中には、消化器系の大腸や小腸、女性では婦人科系の臓器があるところでもあり、多くの太い血管や自律神経の通り道にもなっている部分です。 骨盤周囲が冷たくなっていると、大きな動脈や静脈を流れる血液が冷え、手先や足先が冷えてしまうこともあります。 汗ばむ季節ですが、身体のある部分には冷えが起きていて、温めが必要になるケースもあります。特に腰周りは冷えないよう注意が必要です。

触って「冷たい」と感じたら温めると良い場所

次髎(じりょう) →ウエストラインの背骨から指2本分外側の左右にあり、骨盤後ろの中央にある「仙骨」という三角形の骨にあるツボ。腰・お尻を触ったときに、冷たく感じたらこのツボの周囲を温めましょう。

8月

 

関元(かんげん) →「丹田」とも呼ばれます。へそから真下に約3cm。身体を動かすエネルギー、「気」が集まるといわれている場所。お腹に冷たさがある時にはこのツボを温めます。

小守

症例報告:肘の打撲後の肩の痛み(四十肩かと思ったらそうではなかった)

40代 性別 女性

暗闇で肘をコンクリートに打ち突けた(前から後ろに向けて)。滅多に感じない激痛でしばらく痺れが続く程だった。後遺症が残るかと思ったが、翌朝には肘の痛みは無くなって安心していた。ところが数日後に肩甲骨の外側がズキズキ痛み始める。整体に行ったが痛みが酷くなり鍼灸院へ。腕が後ろに上げづらく、夜寝るときにも肩が痛くて眠れない。

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・左肩の痛み。夜寝る時が最も痛い。

・腕を後ろに回す時に痛むのでブラジャーを止める時に苦労する。

・反対の手を添えると腕を上に挙げられるが、そうしないと痛みで挙げられない。

・夜痛くて目覚める程だったのでご本人は「四十肩かもしれない」と思ったとのこと。

 

 お身体の状態と見立て】

・肘を打った時の強張りが上腕三頭筋に残り、硬くなっている。

・肘の打撲で肩関節に衝撃が吸収され、肩関節周囲に炎症を起こしている。

・打撲の衝撃が肩関節の方へ抜けて炎症を起こしている。

・肩の痛みが出た時、動かした方がいいと整体で言われ、積極的に動かした所、炎症が悪化して痛みが酷くなったと思われる。

肩関節の周りの筋肉、胸の前の筋肉が固まっている。このまま放置すると癒着して四十肩・五十肩に発展する可能性もある。

 

 鍼灸施術と経過 

・上腕(肘より上)後ろ側の筋肉が固くなっているので伸びやすくするために前腕、上腕のツボに鍼

・肩関節の周囲の筋肉を緩めるように鍼で肩甲骨を動きやすくする

・肩甲骨の動きをよくするポイントに鍼をして運動鍼(鍼を刺して刺激を与えたまま動かす)

1回目の施術後、夜の肩の痛みなく眠れるようになった。腕を後ろに回す動作も痛みが減った。2回目の施術後、腕を後ろに回しても痛みがほぼない。3回の施術後、痛みは9割改善した。
動かした方がいいと別のところで言われ、積極的に動かしたところ、悪化して夜も眠れないほどの痛みになったと思われる。3回の鍼灸治療で痛みはほぼなくなった。

 

 担当よりコメント 

打撲の時、打った場所ではなく衝撃を受け止めた場所(今回の症例では肩関節)が痛くなることは頻繁にあります。交通事故や外傷などでも直後ではなく、少し後に痛みが襲ってくることがあります。痛みが出た場合、まずは安静にします。無理に動かすと炎症が酷くなって痛みが強くなります。鍼灸治療は事故後の経過をスムーズにすることができます。組織が癒着する前に鍼灸治療を開始することが望ましいです。打った場所が腫れている場合は骨折していることもあるので病院へ行ってください。


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