春の鍼灸ケア
春になるとうきうきしますね。東洋医学では気が昇りやすくなる時期と考えます。
眠っていた症状も出やすい時期です、花粉症、めまい、のぼせ、精神的な不安感、など。
在宅が続き、運動不足、座りっぱなしが続くと、下半身の気血の巡りが低下し、気が上の上りやすい症状が出ている方が多く見られます。
気血の巡りを整え、健やかな春を迎えるために、鍼灸ケアおすすめです。
春になるとうきうきしますね。東洋医学では気が昇りやすくなる時期と考えます。
眠っていた症状も出やすい時期です、花粉症、めまい、のぼせ、精神的な不安感、など。
在宅が続き、運動不足、座りっぱなしが続くと、下半身の気血の巡りが低下し、気が上の上りやすい症状が出ている方が多く見られます。
気血の巡りを整え、健やかな春を迎えるために、鍼灸ケアおすすめです。
70代 男性
先週つま先立ちをしたときに左脛に痛み
目次
古いブレーカーを上げた時に、つま先立ちをした際にスネにビリっと電気のような痛みが出て、
歩行時にその後より太腿外側、スネに痛みを感じるようになった。
動作から考え、腰部、臀部、腿裏、ふくらはぎの筋肉を強く緊張させる動きである。
臀部~腿裏には、坐骨神経が通り、坐骨神経から腓骨神経が枝分かれしてスネに分布する。
おそらく、臀部、腿裏の筋の緊張が坐骨神経を刺激し痛みを出していると考えられる。
筋の緊張を探っていくと、坐骨、腿外側、ふくらはぎに筋の強ばりを確認できた。
施術は、このこわばりの部分を順番に鍼。
灸も臀部に行い、血の巡りを良くする。
施術後は、立位、歩行時の痛みは軽減。痛みの再現は見られなかった。
高いものを取るような動作は、普段使わない筋肉を収縮させるため痛みを発生させやすいです。
踏み台などを使い、安全に作業してくださいね。
1:うなじ
目の影響を受けやすい、眼球運動とうなじの筋肉は連動しており、PC作業を根詰めてやると疲れやすい。
パソコン姿勢が、画面に顔を近づけてみる癖のあるとコリが出やすい。
コリがでると、頭痛、めまい、凝り感、頭重などの症状がでる。またこの部分のコリを疲れ目として感じていることもある。
2:首横
首横の筋肉は、頚椎横~肩甲骨に繋がる筋肉で、肩をすくめるような働きをする筋です。
この部位は、猫背でキーボードを打つ、マウス操作をすると凝りやすい場所です。猫背で手を使おうとすると肩があがってしまうからです。
コリが出ると、常に首~肩にかけて凝り感を感じたり、首に違和感が出やすい。
首横には、斜角筋という筋肉もあり、ここが凝るとしびれが出る原因となる。
3:首後ろ
ココも多いですね。頭を下に向けていると凝ってきます。そうです、スマホをうつむきでやっていると凝ってきます。
酷くなると、首を後ろに倒せない。また寝違えも起きやすくなります。
ノートPCも画面の位置が低いので、座高の高い人ほど首後ろが凝る傾向にあります。
首のコリは、頭痛、手のしびれ、めまいなどの原因になります。
ここ10年くらい、スマホの影響が大きいなと感じております。
電車でスマホ、ベッドでスマホ、時間あるときはついつい見てしまいますね。
目と首、疲労はどんどん蓄積してきます。必要のない時は目と首を休ませてあげてくださいね。
最近、昔買ったレコードを聴いています。
CDの方が音いいんじゃんと思うかと思いますが。
私の思い込みかもしれませんが、なんだか直に響く音といいますか温かみがあるとか、そういった感じを受けます。
話は変わりますが、
鍼灸は術者(鍼をする人)の感覚に頼る部分が大きいです。
触って肌の冷温、緊張、滑らかさ
見て、動作の異常、姿勢のアンバランス、肌の色艶
聴いて、声のトーン
嗅いで、体臭など
感覚を基に得られた情報から、東洋医学の知識をベースに症状の原因を探っていきます。
人間の感覚は、細かな変化も見分けられます。なかなか機械に置き換われない部分です。
もちろん知識に裏付けされたものが無いと感覚だけに頼ると施術にぶれが出てきます。
感覚を鋭くするには、いろんなものを見聞きすることが大事だなと思う今日この頃です。
NHK総合にて東洋医学ホントのチカラ が放送予定です。
2月27日(土)[総合]後7:30~8:42
東洋医学ホントのチカラ
東洋医学は、人間本来持っている機能の異常を見つけて、適切な刺激、鍼や灸、漢方を処方したりして、体のバランスを整える医学です。
日常の中の健康法としても取り入れやすいと思います。
元気で健やかに生活できる知恵が詰まっています。
是非ご覧ください。
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東洋医学ホントのチカラ
今日は雲一つない青空です。
すがすがしい気分です。
どんよりした気分のときは、体も重だるく感じます。
鍼灸をうけると、体が軽くなり心もスッキリした気分になることも多いです。
すっきり青空のような感覚を感じていただけるように、今日も精一杯施術いたします。
腰痛の患者さんはお尻の筋肉が硬い。
硬くなる大きな要因は『長時間座る』こと。
座っていると、お尻は自分の体重に押しつぶされて頑張っています。
圧迫が長くなると、お尻の筋肉は固くなってきます。
長時間圧迫が加わると、お尻が痛くなってきて、足を組んだり浅く座ったりとお尻が圧迫から逃れようとします。
足を組んだり、浅く座る癖がつくと、筋肉の硬さの左右差、お尻奥の筋肉の硬さが出てきます。
こうなると、どんどん座り方も崩れ、姿勢も崩れ、首肩凝り、腰痛など全身に影響してきます。
あ尻の硬さは、腰痛や坐骨神経痛だけでなく、足の冷え、むくみ、生理痛などの症状の原因にもなります。
在宅ワークで歩く機会がへると、お尻はどんどん硬くなってきます。
1日30分は歩き、お尻の筋肉を使ってあげましょう。階段や早歩きなど、少し負荷をかけた方が良いです。
お尻が硬い人の特徴
下の絵、右側のように骨盤が前に傾かず、腰で身体を前に曲げようとします。
前屈時、腰の筋肉に負担がかかりぎっくり腰の現認にもなります。
臀部の鍼治療
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鍼灸は筋肉のこわばを緩める作用があります。
カイロプラクティックや整体では、歪みを整えるということを言いますが、
鍼灸にも身体の歪みを整える効果があります。
関節は筋肉が収縮することにより動いています。
体の前後左右で筋肉のこわばりに差があると身体が歪んでしまいます。
身体の前後・左右・回旋のバランスをみてどこの筋肉が強ばっているかを見極め鍼をすると身体の歪みが改善してきます。
例えば肩甲骨が巻き込んでいる場合などには、胸、脇の筋肉が縮こまり肩甲骨が後ろに動きづらくなっています。
猫背は、この胸・脇+お腹の筋肉の緊張を緩める必要があります。
在宅ワークでは動きが少なく、体の歪みも大きくなってしまいます。
運動プラス鍼ケアで、動ける体を作っていきましょう!
空気を吸って吐いて人間は生きています。
横隔膜って聞いたことあると思いますが、これは筋肉で焼肉で食べるハラミの部分です。
息を吸うときにメインで使う筋肉で、他にお腹、胸、背中の筋肉が呼吸の時に働きます。
肺は肋骨のなかにありますが、この部分を胸郭と言います。
呼吸の時に、胸郭が拡がったり狭まったりして、空気を出し入れしています。
お腹や胸に固さがあると、胸郭の動きを妨げてしまいます。
胸郭の動いていないと、肩で息をするようになり肩こりの原因にもなります。
この状態が呼吸が浅い状態です。
体を良い状態に持っていくには、呼吸がしやすいということが重要になってきます。
鍼灸を受けた後は呼吸が楽に感じ、いままで呼吸が浅かったんだなと気づく方も多いです。
一度ご自身の呼吸に目を向けてみてください。