カテゴリ: 学会・セミナーなど

頭蓋骨にあるツボの講師をしてきました

先日、頭蓋セラピストのセミナーの一環で頭の経絡のツボの講師をしてきました。

本来なら1月に行われる予定のセミナーでしたが、まん延防止重点措置が発令され、やっとリアルでの対面セミナーが終了です。

 

セミナーのために臨床でよく使う頭のツボを選別し、解剖学的な位置と効能についてまとめました。

 

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頭のツボは臨床でもよく使いますが、私たちは体全体のバランスを診て治療をします。頭のツボに鍼を打つとしてもそこだだけを診ているわけではありませんし、効果もひとつではありません。

 

あえて経絡の話も入れてお話をしました。それが良かったです。頭のツボについてだけではなく、経絡にも触れたことで話が広がりました。自分の担当が終わった後も残ってセミナーを聞けたのもよい刺激になりました。ズームやウェブの勉強会やセミナーが増えましたが、体を触らないと分からない分野では実際に集まるのは貴重な機会です。

 

選んだツボすべての解剖学的情報を書くのはなかなか大変でしたが、やってよかったと思います。

 

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豊岡演劇祭2021・百瀬文『鍼を打つ』に出演します

9/9㈭~9/15㈬兵庫県に出張致します。2021年3月にシアターコモンズ’21 百瀬文『鍼を打つ』公演に鍼師として出演しました。鍼(はり)が身体に侵襲する「感覚・響き」と自分の内的感情の共鳴を体感するアート。治療という概念を持ちつつ、同時に鍼が身体に与える感覚と心的刺激をアートにする新しい試みです。前代未聞の体験型アート作品なので、物珍しさに英国BBCラジオが取材に来ました。

リンクをクリックするとラジオが聴けます。(音声は英語です)
BBC Sounds : The Culture Frontline – Experimental theatre in Tokyo (27 minutes)

BBCラジオ、こちらです

 

特別な問診票には通常の鍼灸院で問われる問診に加え、プライベートな問いが並んでいます。その問いをイヤホンで聴きながら鍼を打たれます。

「自分が正しい事をしていると思うと安心する」
「手放したいものがある」
「国境はなくてもいいと思う」

そんな百瀬文さんの作品『鍼を打つ』第二弾が9月に開催される豊岡演劇祭2021のプログラムで再演されます。私も再び出演することになりました。会場は志賀直哉が『城の崎にて』を執筆した老舗旅館の三木屋です。

期間中は代診で治療を承ります。ご理解の程、どうぞよろしくお願い致します。

 

豊岡演劇祭2021 百瀬文『鍼を打つ』

※追記 兵庫県にも緊急事態が発令されたため、残念ながら豊岡演劇祭自体の中止が決定しました。

 

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シアターコモンズ’21 百瀬文「鍼を打つ」に出演しました

3月前半にシアターコモンズというフェスティバルの中のセラピーパフォーマンス、百瀬文「鍼を打つ」で鍼師として出演しました。

百瀬文「鍼を打つ」

 

シアターコモンズについてはディレクターの相馬千秋さんがイベントホームページに記載しているので、そちらをご覧ください。コロナ禍だからこそ集まり方を工夫した珠玉のプログラムの数々で大成功に終わったようです。そのうちの1つは、第24回 文化庁メディア芸術フェスティバル アート部門で大賞を受賞されていました。

 

シアターコモンズはアートや演劇関係の方々にとっては知る人ぞ知るフェスティバルです。来場されていた方々もコアなファンの方々や新しいものへのアンテナを張っている人たちなんだなという印象を持ちました。私の個人ブログにシアターコモンズの体験について書きましたらもの凄いアクセス数がありました。関係者の方がSNSで紹介してくださったせいもあるかもしれませんが、それだけシアターコモンズのファンがいるという事だと思います。百瀬さんのプログラム「鍼を打つ」は予約開始から二日で完売してしまったそうなので、相当な人気ぶりだったようです。

 

「鍼を打つ」は通常の鍼施術とはかなり違う体感パフォーマンスです。施術者も体験者もイヤホンを付けて、イヤホンからは「特別な問診票」の文章が聞こえてきます。問診票にあらかじめチェックを付けてもらい、鍼師はそれを読んで解釈をします。
問診票には体の状態を問うものも書かれていますが、通常の問診表ではありえない、戸惑うような種類の方が多いです。中には、こんなのにチェック入れる人いるのかな?と思ったものもありました。その設問にチェックを入れている人もいて内心ギョッとしたり。私の方もそれぞれのチェックの入れ方を見て、考えるのが面白かったです。

 

設問はこんな感じです。

「国境はなくてもいいと思う」
「手放したいものがある」
「寂しい」

プライベートな領域の質問です。人に話す事はなくても、自分の内側では大きな位置を占める種類のものが半分以上。質問に答えるのも一種のセラピーではないでしょうか。

 

ベッドに横たわると、その設問の文章がイヤホンから聞こえてきます。
そんな言葉を聴きながら、無言で鍼を打たれます。
鍼が初めての人も多かったようですが、相当に特殊な体験だと思います。「身体が劇場になる」という紹介がありましたが、その表現は正しいかもしれません。

 

鍼を打つ方にとっても特別な体験でした。何も話さずに鍼を打つことはないので新鮮です。普段は問診で色々な話を聴いてから鍼を打ちます。打たれる側にとっては、初対面の人に(しかもマスクで目しか見えない)身体を触られ、鍼を打たれる。しかも、特別な問診表は心の琴線に触れるような内容だったので、自分自身の感情との対峙をしながら鍼の侵襲を受けるという滅多にないセラピーです。

制限がある中で鍼を打ったことで、沢山の気づきがありました。このイベントを体験したことで、普段の臨床についても考えさせられる事が多く、非常に勉強になりました。

 

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好評だったので再演があるかもしれません。特別な問診票の内容については一部に留めておきます。

 

制作の方が写真をくださったので、リハーサルの時に撮った写真を貼ります。出演した鍼師達、スタッフの方々です。

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©シアターコモンズ’21 / photo: Shun Sato

癌の疼痛緩和治療に枇杷葉灸

先日、枇杷葉灸の自然療法の勉強会へ参加してきました。枇杷の葉を使ったお灸の治療です。

私も「枇杷の葉エキス」でお灸をしたことはありますが、本物の枇杷の葉を使ったやり方を体験したことはありません。今回は友人の鍼灸師がセミナーに誘ってくれてラッキーでした。

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枇杷の葉をガンの疼痛緩和に使うのは鍼灸師の間では結構知られています。
ガン以外の効果もありますが、癌の疼痛緩和で有名になってガン患者さんが沢山行く鍼灸院もあります。

実は、私が行ったセミナーにも癌患者さん達ご本人が参加していました。やり方を覚えて家で家族にやってもらう為です。通常のセミナーには医療関係者ばかりが来るものが多いので、 サービスを受ける側の方々が 参加されていた事がとても勉強になりました。
鍼灸師ではない方々がお灸が燃えているのを見てこんな反応をするんだな、というのも見ていて楽しかったです。

枇杷の葉はお灸だけではなく、粉やお茶として摂取する方法もあります。痰を除いたり、炎症を取る作用があるので、辛夷清肺湯という鼻詰まりの漢方薬などに入っています。

 

枇杷葉灸の効果はなんでしょうか。先生の説明を下にまとめます。

1. まず、枇杷の葉の薬効を皮膚から入れることができること 。(枇杷葉茶や枇杷葉粉の内服とは違う作用を体に及ぼします)

2. お灸はヨモギの葉を使った艾(もぐさ)を使うので抗がん 効果がある

3. 棒級を使うので遠赤外線で体を温め、体の深部体温を上げる

4. お灸によって血流が良くなることで、代謝を良くして解毒作用を上げる。特に肝臓の解毒量が増加する。

 

EDO鍼灸治療院ではあまり癌患者さんが疼痛緩和の為に来院することはありませんが、癌患者さんが多く行く治療院では毎日やっています。枇杷葉灸の経験豊富な鍼灸院を紹介できます。知りたいという方は申し出てください。

 

 

 

 

 

 

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剣術始めました

今年4月から剣術を始めました。

剣道ではなく、剣術。古流武術です。
まだ始めたばかりで地道な基礎練習が主です。流派は宮本武蔵の二天一流。新陰流です。

自分の健康管理の為にも何か行動を起こしたい…と思っていた矢先、鍼灸の先輩の家で剣術の先生に出会いました。
その先生とは「宮本武蔵の二刀流などの古流武術から学ぶ 鍼灸師として役にたつ剣術ワークショップ」
の講師をしていた 高無 宝良(たかなし たから)先生。

お名前は知っていましたし、セミナーに参加した鍼灸師仲間から評判も聞いていました。実際にお会いして見ると、面白くて気さくな先生。「なるほど、この先生なら!」と思って剣術稽古体験に足を運び即決しました。

鍼灸師も長時間同じ姿勢で治療します。古代人ではなく現代人の鍼灸師、なかなか身体的・精神的ストレスが溜まるのです。

剣術は木刀を振る時に腕をあげるので胸郭や肩甲骨のストレッチにもなりますし、下半身や肚を使います。稽古をしているだけで下半身の基礎体力が自然につきます。稽古をすればそれだけの結果も付いてくる。
稽古無くして上達はありません(笑)。

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↑剣術稽古風景

 

個人的には、剣術が終わった後のなんとも言えない精神の高揚感が非常に気持ちが良いです。
これも私にとっては浄化作用。自己養生、自己治癒へ通じるものです。

剣術を始めてから仕事がとても楽になりました。姿勢など色々なものが変わってきたからでしょう。
良い仕事に還元する為にも、Let’s 剣術!

中島

 

 

全日本鍼灸学会 in 名古屋

5/11(土)~12(日)に名古屋で行われた全日本鍼灸学会に行ってきました。全日本鍼灸学会は2015年の福島大会以来の参加です。

 

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鍼灸の学会はいくつかありますが、それぞれ雰囲気がまったく違います。

全日本鍼灸学会は規模が大きいので参加者も多いですし、発表したい人にとっては口頭発表やポスター発表のチャンスもあります。同じ部門で毎年発表している方もいます。

 

大ホールでのシンポジウムや講演が複数、口頭発表の部屋が複数、ポスター発表…と同時進行で発表が行われるので自分が行きたいと思う所を予め把握しておかないと聞きたかったものを逃してしまいます。

 

今回の名古屋大会は「女性のミカタ Hari- Kyu for wemen’s lives 」というテーマだったので、女性をテーマにして講演を進めていくものが多く、興味深いものでした。

婦人科、皮膚科、泌尿器科、睡眠医療などの専門家の医師の話と鍼灸治療。認知症のケア方法。

幅広く学ぶことができました。今後に活かしていきたいと思います。

 

 

 

 

2018年世界鍼灸学会@パリ

こんにちは。

11月半ばにパリで行われた世界鍼灸学会の様子を少しご紹介します。
発表内容が多岐に渡っていて非常に面白かったです。
出店業者も沢山来ていて、日本のお灸も売られていました。下の写真の奥にせんねん灸があるのが見えるでしょうか。

フランス産のお灸のブースもありました。フランスでは通常は漢方も一緒に処方されるので、漢方エキスのブースもありました。

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ひとつ発表を紹介します。

皮膚の傷跡、手術跡を鍼灸治療することにより不快症状が劇的に改善する例について発表している方がいました。

日本での研究会でも古傷の治療をすることで、思いがけない改善がみられるということは結構言われていることです。

スライドは甲状腺がんの手術後の痛みに対して鍼灸治療を行った例です。

演者はフランス人女性でしたが、傷跡に注目して治療する人はあまりいないので、皆さん是非やってみて欲しい、と熱く語っていました。

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2018年11月17日
パリ学会会場にて

中島

2018年鍼灸祭

先日の5/20日曜日、湯島聖堂で鍼灸祭がありました。

参加は今年で3回目の鍼灸祭です。

鍼灸祭の日はなぜかいつもピカーンと晴れるのですが、今年も例外なく良い天気に恵まれました。

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祭礼の後の講演は、

演題1「近世鍼灸医学における東西文化交流」町泉寿郎先生

日本経由でヨーロッパに鍼灸が伝わった辺りのお話をケンペルやシーボルトの例などを交えて町泉寿郎先生が話してくださいました。
どちらかというと歴史的なお話でしたが、実はシーボルトも通訳を通して鍼灸関係の本を訳させていた等、情報が盛り沢山でした。

演題2「気逆症に対する灸頭鍼」宮川浩也先生

気逆症は通常だったら上から下へ流れるはずの「気」の流れが逆流して、様々な症状を起こすものです。気逆症を針の上にお灸をつけて治療する「灸頭鍼」という方法でアプローチする方法の紹介。実際に先生の実技を見ながらのお話でした。

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今回の先生は2人とも昔、研究会諸々でお世話になった事のある先生です。お元気そうな様子で安心しました。セミナーや研究会へ行くと、鍼灸と言っても色々なアプローチ方法があるので、様々なやり方を実際目にする事ができるのは面白いです。

鍼灸祭に必ず参加の先生、行くと会える先生、予期せず会えた先生。色々な方に会えました。
今年の鍼灸祭では母校の先生に2人も会い、2015年春に行った北京研修で同室だった先生にも会い、ちょっとした「久しぶり!」の場にもなっています。

 

鍼灸祭独特の雰囲気も湯島聖堂ならでは。鍼灸を創成した先達への祭礼、鍼と艾への感謝、など、普段はあまりない機会なので、一年に一度はりきゅう祭に行くのも、気持ちの整理ができて良いなと思いました。

これからも頑張ります。

中島

アクセス

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東京駅・丸の内・大手町からも徒歩圏内です。

 

 

天津へ行ってきます!

3/17(土)〜24(土)の間、天津で行われる中国鍼灸研修に行ってきます。

EDO鍼灸治療院で勤務するようになってから3回目の中国研修ですが、毎回同じ主催者の方が面白いプログラムを作ってくれます。今回のテーマは小児科について。

中国では「小児推拿(しょうにすいな)」と言って、赤ちゃんや子供の背中などをマッサージする治療法が一般的です。私も小児推拿のセミナーには行ったことがありますが、大人がやられると非常に痛いものです。
今回はそれ以外の小児科手法も勉強してきます。

天津と言えば醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)という脳卒中後遺症の治療法で有名ですが、その治療の様子も見てきます。

中国は病院の中に鍼灸科があるのが普通で、鍼灸文化の土壌が日本とは全く違います。色んな刺激を受けて、パワーアップできることでしょう。

お休みの間、ご迷惑をお掛けするかもしれませんが、今後の治療に活かせるように頑張ってきます。

tenshinBlog

妊婦さんこそ鍼をすべき!

先日、不妊治療をしている患者さんから無事に陽性反応がでたと報告を受けました。

鍼灸治療を始めてからみるみるホルモン数値が上がり、「これなら大丈夫かもしれない!」と産婦人科医の先生からも言われていたそうです。

妊娠してもこれからまだなにがあるか分かりませんし、妊娠中は悪阻や浮腫み、腰痛などがでます。

妊婦さんにとっては妊娠中も、その後も大変です。

妊娠中のケアとして鍼灸を選択したければ、ウェルカムですよ!とお伝えしました。

私は何気なくそう言ったのですが、後になって「あの時ああ言ってくれて凄く嬉しかった」と教えてくれました。

妊婦さんはお断りという治療院もあるので、内心断られるのではないかと不安だったようです。

確かに、妊婦さんNGという治療院は私も知っています。
でも、私は妊婦さんこそ鍼灸をすべきだと思います。一番体のコンディションを整えたい時期でしょう。

1/14(日)に「5人の女鍼灸師」というセミナーで私もお話をさせて頂きました。

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5人の女性鍼灸師がそれぞれの鍼灸師になった経緯、どういう考えで今に至ったのか、ということを話しました。お話させて頂いた自分自身にとって非常に貴重な体験でしたし、皆さん素敵な先生ばかりで良い刺激を貰いました。

その中には、自分も子供が4人いて、妊婦さんを沢山診ている先生もお話をされていました。

その先生が声を大にして主張していました。

「妊婦さんに気持ちよくなってもらうために鍼灸は非常に効果があります。」

「妊婦さんこそ鍼灸をしてください!」

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鍼灸は産婦人科系疾患にも非常に効果があります。
ご要望があれば、担当者にご相談ください。

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