先日の5/20日曜日、湯島聖堂で鍼灸祭がありました。

参加は今年で3回目の鍼灸祭です。

鍼灸祭の日はなぜかいつもピカーンと晴れるのですが、今年も例外なく良い天気に恵まれました。

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祭礼の後の講演は、

演題1「近世鍼灸医学における東西文化交流」町泉寿郎先生

日本経由でヨーロッパに鍼灸が伝わった辺りのお話をケンペルやシーボルトの例などを交えて町泉寿郎先生が話してくださいました。
どちらかというと歴史的なお話でしたが、実はシーボルトも通訳を通して鍼灸関係の本を訳させていた等、情報が盛り沢山でした。

演題2「気逆症に対する灸頭鍼」宮川浩也先生

気逆症は通常だったら上から下へ流れるはずの「気」の流れが逆流して、様々な症状を起こすものです。気逆症を針の上にお灸をつけて治療する「灸頭鍼」という方法でアプローチする方法の紹介。実際に先生の実技を見ながらのお話でした。

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今回の先生は2人とも昔、研究会諸々でお世話になった事のある先生です。お元気そうな様子で安心しました。セミナーや研究会へ行くと、鍼灸と言っても色々なアプローチ方法があるので、様々なやり方を実際目にする事ができるのは面白いです。

鍼灸祭に必ず参加の先生、行くと会える先生、予期せず会えた先生。色々な方に会えました。
今年の鍼灸祭では母校の先生に2人も会い、2015年春に行った北京研修で同室だった先生にも会い、ちょっとした「久しぶり!」の場にもなっています。

 

鍼灸祭独特の雰囲気も湯島聖堂ならでは。鍼灸を創成した先達への祭礼、鍼と艾への感謝、など、普段はあまりない機会なので、一年に一度はりきゅう祭に行くのも、気持ちの整理ができて良いなと思いました。

これからも頑張ります。

中島

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