最近スーパーでもイチボという牛肉の部位を見かけます。
牛のお尻の筋肉です。牛では2~4キログラムしか取れないそうです。
四つ足動物はお尻の筋肉があまり大きくありませんが、人間は二本足で生活するためお尻の筋肉が発達しています。
お尻の筋は股関節の筋で、歩いたり、立ったり、走ったりするときに使います。
お尻の筋肉が硬くなると、股関節の動きが悪くなったり、筋肉がうまく力が入りづらい状態になります。
お尻の硬くなる原因としては、座りっぱなしです。ずっと座っていると自分の体重でお尻にかかり圧が高まり、筋肉の血流が悪くなるからだと考えられます。
お尻を硬くしないためには30分に一回くらいは立ち上がり少しウロウロしましょう。スクワットもおすすめ。
お尻が凝っている人の特徴
お尻の凝りは、おしりに痛みとして出ることは少なく、腰痛や足のだるさなどの症状として出てきます。
・お尻が冷たい
・腰が重だるい
・股関節の動きが悪い
・座ると足を組みたくなる
・足がダルイ・冷え・むくむ
お尻の凝りに対する鍼灸のアプローチ
鍼のマッサージなど手技療法に対して有利な点は深い層の筋にピンポイントでアプローチできる事です。
お尻は分厚いが邪魔をして手では届かない場所があります。
お尻の鍼先が凝りに当たるとず~んとした心地よい響きがあります。
鍼を受けた後は腰回りや、脚まですっきり軽くなることが多いです。お尻の凝りが緩むと足に行く神経の通りや・血流が良くなるからです。
座りっぱなしで、腰が痛い・重だるい、脚がダルイ・冷えるという方は鍼灸ケアお勧めです!
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
お休みはいかがでしたか?休んだような休めていないような、とにかくあっというまに終わってしまった感覚です。
ゆっくりできた方も「休んでいたから大丈夫」と思うかもしれませんが、正月は生活のリズムが崩れる、運動量が減る、飲み食いをする機会が増える・・・などの原因から、胃腸の不調が続いたり、コリや緊張がおこりやすい時期です。
なんとなくまだスッキリしない、調子が上がってこない、という時は自律神経のバランスがまだ上手くとれていないのかもしれません。そんな時は鍼で体調を整えませんか?
胃腸が疲れているときのセルフケア
①大都(だいと)→足の親指を曲げた時にできるシワの上。爪より部分。
②太白(たいはく)→足の親指を曲げた時にできるシワの下。
本年もEDO鍼灸治療院をよろしくお願いいたします。
年明けて10日も経過してしまいました。
先週は、お正月疲れか駆け込みの来院が多かったです。
今年も誠心誠意施術をさせていただきます。
令和5年1月10日 西村
以前の記事にも書きましたが。
今回は肩甲骨と首コリの関係について書いてみます。
肩甲骨は、胴体と腕をつないでいる骨です。
腕をスムーズに動かかす滑車のような役割をしています。
この肩甲骨の動きが制限されると、肩周りだけではなく、首にも影響します。
なぜなら首の横側にある肩甲挙筋と言う筋肉が肩甲骨にくっついているからです。
肩甲挙筋は肩を上にあげる、首を横に倒す、首をひねるという作用があります。
肩甲骨の動きが良くないと、この肩甲挙筋がうまく伸び縮みせずに、首横のコリ感、寝違えなどの症状が出てきます。
肩甲骨の動きを制限するのは主に、胸、脇の筋肉です。これらは肩甲骨から腕の骨にくっついている筋肉で腕を動かすときに作用します。パソコン仕事などで猫背で腕を前に出している姿勢が続くと、胸脇の筋肉が縮こまってしまい肩甲骨が前側に引っ張られて、肩甲骨を後ろに寄せる動きが制限されてしまいます。
なので、首コリを改善するには、胸、脇の筋肉を緩め、肩甲骨の動きを改善することが必要なのです!
肩甲骨の中側の鍼
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肩甲骨裏側のコリ
「寝つきが悪い」
「よく眠れた感じがしない」
「何度も目が覚めてしまう」
「朝の目覚めが早すぎる」…
睡眠トラブルにも様々なタイプがありますが、いづれも環境の変化・過度のストレスなどにより、自律神経の乱れが原因となるケースが多いようです。
睡眠トラブルがある人の身体の特徴に、のぼせやすい(頭部付近に熱が滞る)、 手足などの抹消部分が冷たいという反応がみられる事があります。 これは東洋医学で「上実下虚」と呼ばれている状態で、上半身に気が滞り、下半身に気が足りていない時に起きる反応と考えられています。
仕事、プライベートでもPC・スマホを使用する機会が激増し、眼や頭への刺激過多は、頭部に熱を籠りやすくする要因になります。 この熱によるのぼせの改善が睡眠トラブルの改善につながります。生活習慣の見直しと、はり治療とお灸によるセルフケアをお試し下さい。
神門 →手のひら側。手首のシワを小指側に向かってすすみ、凹みの部分にあるツボ。
湧泉 →足の裏、足指を曲げた時に一番凹む部分にあるツボ。
東洋医学では秋は「燥邪」(乾燥)により調子を崩しやすく、五臓の「肺」の働きが弱まりやすい季節だと言われています。乾燥により皮膚の疾患、呼吸器の症状が発症・悪化しやすかったりするので湿度管理など注意が必要です。
それ以外にもこの時期は、ブタクサやイネ科などによる秋の花粉症で、鼻水や痒みに悩まされている方が多いかもしれません。夏の疲れが残っていると、体調の回復が遅れ、免疫機能が低下しアレルギー症状が出やすくなると言われています。しっかりとした睡眠時間の確保と体調を整える鍼灸治療がおすすめです。
過ごしやすくなった秋は、ついつい夜更かししがちに。就寝前のSNSや読書で睡眠時間が足りなくなったり、インプットした情報の整理で脳が疲れると、質の良い睡眠がとれなくります。
不調は身体からのSOS、気づかずに続けていた日頃の習慣を見直すキッカケにして下さい。
小守
暑さのピークは過ぎましたが、蒸し暑さはまだまだあります。しばらく冷房に頼る日が続きそうです。
就寝時に冷房や扇風機をつけていたり、窓を開けて寝ていると、夜中や明け方に身体が冷え、寒くて目を覚ましてしまうという事はよくあります。身体が冷え、血のめぐりが低下している状態で、このような時、「こむらがえり」が起こりやすくなります。
「こむらがえり」のこむら(腓)とは、ふくらはぎのことで、ふくらはぎの筋肉が痙攣し、足がつってしまう状態の事です。「こむらがえり」がおこる原因に、筋肉の疲労、水分やミネラルの不足もあると言われていますが、寒さでカラダが冷え、筋肉がかたくなった時に起きることがあります。
東洋医学では、五臓の「肝(かん)」の不調で「こむらがえり」が起きると考えられています。「肝」には、血液を貯える機能とカラダ全体に送る血液量をコントロールする2つの機能があり、「肝」が不調になると、血の巡りも低下し、血液が届きづらくなった部分に「こむらがえり」がおこります。
最近、足がよくつってしまうのは身体が冷えていたり、「肝」の働きが弱まっているからかもしれません。夏でも身体は冷えています。温める事も忘れずに。
こむらがえりの予防ケア
承山(しょうざん)
→つま先立ちをしてアキレス腱をふくらはぎの方へ上がっていき、凹みを感じられるところ。
大衝(たいしょう)
→「肝」の元気を取り戻すツボ。足の甲の親指と人さし指の骨が交わるところの凹み。
小守
40代 女性
1週間前より、左上の歯の痛みがでて歯医者に行ったら顎の筋の強ばりが原因と言われ当院に来院
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・左頬に痛み有り、歯痛様の痛み
・顎が開きづらい
・首肩コリ
・こめかみ回りにこわばり
【 お身体の状態と見立て】
・頬骨の奥にある筋肉を触るとコリコリとした筋の強ばりを感じる
・上背部・首横の緊張強い食いしばっている模様
・全体にむくみあり
職場の移動と多忙が重なり、プレッシャーのストレスで食いしばりにより顎の筋の強ばりが痛みにつながったと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・上半身の緊張が強いので、背部の緊張を緩める、上半身の緊張が取れないと食いしばりはなかなか改善しない
・コメカミと顎周りに鍼、左頬奥の特に固い筋肉をじっくり探り刺鍼、じわーっと鍼が響いた模様とともに針先に筋に緩む手ごたえを感じる
・週一ペースで施術を5回行った 施術毎に痛み軽減し顎周りの筋以外も、表情も柔らかくなり身体全体の緊張も緩んできた印象、顎が開きやすくなっているとの事
【 担当よりコメント 】
顎の筋の緊張による痛みを歯の痛みと感じることがあります。無意識の食いしばりにより顎の緊張が出てきます。ストレス発散と鍼灸おすすめです。
・EDO鍼灸治療院の症例報告
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暑い日が続きますが、この時期は暑さによる体調不良だけではなく、冷房や飲食で身体を冷やし過ぎて、体調を崩すというケースも増えているように感じられます。
「手先や足先が冷えている」
「腰・お腹を触るとひんやりと冷たい」
「お腹が張っている感じが続いている」
最近このような症状はありませんか?これらは、冷えで血流の巡りが悪くなり、内臓の働きを弱らせている事が原因かもしれません。
骨盤の中には、消化器系の大腸や小腸、女性では婦人科系の臓器があるところでもあり、多くの太い血管や自律神経の通り道にもなっている部分です。 骨盤周囲が冷たくなっていると、大きな動脈や静脈を流れる血液が冷え、手先や足先が冷えてしまうこともあります。 汗ばむ季節ですが、身体のある部分には冷えが起きていて、温めが必要になるケースもあります。特に腰周りは冷えないよう注意が必要です。
触って「冷たい」と感じたら温めると良い場所
次髎(じりょう) →ウエストラインの背骨から指2本分外側の左右にあり、骨盤後ろの中央にある「仙骨」という三角形の骨にあるツボ。腰・お尻を触ったときに、冷たく感じたらこのツボの周囲を温めましょう。
関元(かんげん) →「丹田」とも呼ばれます。へそから真下に約3cm。身体を動かすエネルギー、「気」が集まるといわれている場所。お腹に冷たさがある時にはこのツボを温めます。
小守