40代 男性
症状と訴え
・左の腰~外もも~膝にかけて椅子から立ち上がり時に痛み、伸びない
・常に外もも、臀部にこわばりを感じる
・ジムでの運動に差支えがあるので膝が動くようにしたい。
検査と見立て
・臀部の下側の筋肉の強いこわばりが見られる
・股関節前側の筋が伸びない
ソファーに腰掛けてパソコンをやっていたということで、股関節の曲がりがきつくなり骨盤が立たない座り方になっていた。この座りが長く続くと、股関節前側、腿裏の筋が固まり、股関節~膝が伸びないという状態ができてしまう。
下肢の血液循環も滞り下肢の冷えや神経痛なども出てきやすくなる。
鍼灸施術と経過
・3か月に及ぶ在宅生活でかなり、臀部股関節周りの筋の血液循環が悪くなっており、触るとゴリゴリと奥に固い筋バリが見られる。こういう場合には、太めの長い針で刺激する方法が効果的。
・膝と股関節の可動域を確認しながら、刺鍼。
・週一にて6回の施術をおこない、筋の緊張がゆるみ可動域も増え、椅子からの立ち上がりや運動でも支障ないほどに改善。
コメント
長く座ることは腰やお尻だけではなく、腿やふくらはぎ足の筋肉も固くなります。
下肢の血液の循環が悪くなると、むくみ冷えもでてきくると全身全体の血流にも影響してきます。
在宅勤務が増え通勤が少なくなり運動不足による身体の不調を訴える方が増えています。
34歳女性 捻挫後の足首の痛み(内反捻挫)
15年前バスを降りた時に足首を激しく捻った。その後より度々捻挫癖あり。冬になると痛む。
足首を捻挫すると、足首が不安定になりやすく、捻挫を繰り返すケースは多いです。
状態:
- 外くるぶしあたりに痛み
- つま先立ちがしづらい
- 前脛骨筋、長腓骨筋にゴリゴリとした、こわばりを触れる
- 仰向けに寝ると右足首に比べつま先が内を向いている
- 脛の内側(後脛骨筋)の伸びづらさ
- 足首を外に捻りづらい
鍼灸治療:
脛の外側の筋肉、腓骨筋、前脛骨筋のこわばりをとる。
脛の内側の筋肉(後脛骨筋)を緩め、足首が外に返しやすくする。
股関節-腰部の筋の調整。
4回程治療を終えた後は、日常生活では気にならないくらいに痛み減った
足首が安定するよう、足首周りの筋トレをアドバイス
施術者よりコメント
靭帯が伸びて緩くなる為だといわれていますが、捻挫をすると靭帯は伸ばされ損傷しますが、同時に筋肉も伸ばされています。
筋の損傷された部位が完全に治らずしこりとなり縮む作用を阻害し、足首の痛みや安定性を損なうと考えられます。
足首は土台となる関節で、足首の踏ん張りがきかないとその上の膝、股関節、腰と全身に影響を及ぼします。
たかが捻挫と甘く見ないで、早めのケアをおすすめします。
西村
40代男性 営業職
二日前よりゴルフをした後に左ふくらはぎに痛みを感じる。
その後歩行やつま先立ちジョギング体重が乗るとふくらはぎに張るような痛みが出る。
知り合いに鍼を勧められて来院。
(初回の状態)
・つま先に体重が乗るとふくらはぎ外側に痛み
・ストレッチの様に伸ばしても痛くない
・触るとふくらはぎにコリコリと筋線維に沿った緊張がはっきりと出ている
・O脚
・左片足立ちすると、足-殿部と踏ん張りが利いていない。
(経過)
1回目 痛みの場所と関係している。足のツボ(足の甲小指側)に鍼をした後、背中~腰~殿部~もも~ふくらはぎと順番に鍼を打つ(単刺) 治療後痛みの出る動作をしてもらう。ほぼ痛み無し。
足のストレッチをアドバイス。猫背姿勢が強いので姿勢のアドバイス。
2回目(前回より8日後来院)
前回の後は、痛みほぼない。状態を見てみるとふくらはぎのしこりは柔らかくなっている。
治療は、同様に。肩も慢性的に凝っているとの事なので、肩周りも治療。
最後に、左足つま先に体重の乗せるようにしてそのまま鍼をうつ。(動作鍼)
治療後足首の可動域が広がり、不安なく体重を乗せやすくなったとの事。
現在は、慢性的な肩のこりの治療を定期的に継続中。
担当西村のコメント
この患者さんは、左足に体重を乗せると重心が左に大きくぶれていました。
ゴルフのスイングは左右の体重移動があります。この左側へのブレを抑えるように、ふくらはぎ外側の筋肉が頑張って痛みが出たのだと思います。
痛みが出てから早めに治療できたので、症状も早く取ることができました。
体の使い方の癖は、治療+エクササイズ+姿勢が重要です。ご自身でもエクササイズ・姿勢と気をつけて頂けると幸いです。
西村
捻挫の後の足首の痛み 内反捻挫
過去のスポーツ外傷後の膝の痛み
・EDO鍼灸治療院の症例報告
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