症例報告:背中のはり
40代 女性 事務職
背中のはりが強く、だるさが強い
目次
【 お困りの症状】
・背中がはっている感じでだるい
・慢性的に症状はあるが最近特に感じる
・寝てもすっきりしない、途中で起きる
・くよくよ落ち込んで気分の時が多い
【 お身体の状態と見立て】
・上背部の緊張が強い
・上腹部にこわばりがあり押さえると苦しい感覚を覚える
・うなじの部分にこわばり
・眉間にしわを寄せ落ち込んだ表情
上半身に緊張があると寝つきが悪かったり、リラックスできない状態になることが多いです。
自律神経の交感神経優位の状態と考えられます。
自律神経にかかわる症状のときは首~背中の上部に特徴的なこわばりがあることが多い。また上腹部のこわばりは胸脇苦満といいストレスが多い状態を表す。
【 鍼灸施術と経過 】
・上背部のアゼ穴(押して気持ちよいと感じるツボ)へ刺鍼
・風池(うなじ部)へ刺鍼
・背~腰は灸(気持ち良く感じるお灸)
・腹部への刺鍼
・週一ペースで施術を6回施術を行う。
施術毎に背中のはり感、だるさは軽くなってきているとの事。
6回目の施術時点では上腹部のこわばりも緩み、背部の筋緊張も緩んだ。表情が顔色が明るくなり力が抜けた印象。
【 担当よりコメント 】
自覚なくとも背中にこわばりがある方多いです。デスクワーク、眼の使い過ぎ、ストレスが等が原因と考えられます。自律神経の影響も受けやすい部分で、背中が緩むと、気分も軽くなることが多いです。心地良く響く鍼で背中のこわばり解消してみませんか?
西村
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