鍼灸症例報告:緊張で胃痛、頭に血が昇る
40代 女性
講師の仕事を始めた。長期間のパソコン使用と準備・講義で胃痛。緊張で首が回らない。頭に血が昇っている。
目次
【 お困りの症状】
・自分の講義への講評で緊張。胃痛がする。
・背中が痛い
・首すじのコリ
・血が上に昇っている感じがする。頭痛
【 お身体の状態と見立て】
・お腹全体が冷えている。準備と発表を終えて極度の疲労。気虚(エネルギー不足)の状態。
・首部全体がブヨブヨとした硬さ。準備と発表の両方のストレスにより身体がこわばっている。
・空笑いが多い。ストレスを減らそうとする防衛反応かもしれない。
・背中に湿疹が出ている(ご本人によると免疫が下がってくると出るとのこと)
【 鍼灸施術と経過 】
・来院時に自分の講義について話ことが多いので、話させるとだんだんと落ち着いてくる。
・肩甲骨内側の圧痛部分 膏肓(こうこう) に鍼と灸。
・2週間ごとの鍼灸治療。
・お灸で腹部の冷えと足へのアプローチ。
【 担当よりコメント 】
講義に対する評価に一番ストレスを感じているようなので、自分自身も楽しんで行っている自覚を持つようにアドバイス。背中の湿疹が出るのは免疫力が下がっている印という本人の言葉通り、疲労も積み重なっているようなので息抜きも上手く取り入れて欲しい。
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