70代 女性
不眠、足腰の冷えとだるさ、物忘れ
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・よく眠れない日が多い
・足腰がだるくて仕方ない
・物忘れすることが多くなった
【 お身体の状態と見立て】
・以前より眠れないことはあったが、眠れない日がだんだんと増えてきている
・寝付いても少し眠るとすぐに目を覚ましてしまうことも増えた
・足腰が冷えてだるいため眠るときに湯たんぽを使ってみたところ、更に眠れなくなった
・ここ1年くらい物忘れすることが増えた
・寝汗をかくことも増えた
・心臓がドキドキして気になることがある
・顔が火照って赤くなり、めまいも気になる
数年前に病気の為入退院を繰り返していた。
病院で過ごすという環境の変化の為に眠れないと思っていたのだが、自宅療養になっても眠れない日が続き、それがストレスとなっている。
長く続いた病気の為に、
身体の必要なところを温め、必要なところを冷やすという相互関係が上手く働かなくなり、
陰陽のバランスがとれなくなった。
その結果、身体の中の熱を抑えきれずそれが上部を侵襲し不眠や動悸が起こり、
また熱がこもって顔のほてり、寝汗をかく。
反対に温めるべき場所が上手く温まらないために足腰が冷えてだるくなった。
さらに頭部をうまく栄養できないことによって、物忘れやめまいなどの各症状が起こったと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・上部を侵していた余分な熱をとる
・心を安定させる
・陰陽のバランスを整える
以上をメインとした施術を行った。
1.5〜2週に1回のペースで6回治療。
現在も月に2回程度で治療継続中。
鍼治療後はとてもよく眠れる。
その後しばらくするとやや元にもどるものの、治療開始前に比べると随分楽になった。
物忘れに関してはあまり実感はないが、足腰の冷えてだるい感じなどはかなり改善されてきた。
気持ちも楽になるので続けて治療希望。
【 担当よりコメント 】
よく眠り美味しく食べられる。生きていく上で必要なことですが、
悩みを抱えているかたは多いです。簡単なことのように思えることでも意外と難しくあります。
毎日すっきり眠れて気持ちよい朝を迎えられるように、鍼灸治療でお手伝いできればと思っています。
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30代 女性
月経痛、下腹部や腰の痛み
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・月経前または月経中(特に1.2日目)にお腹が痛くなる
・痛みがひどいときは腰の方まで痛くなり仕事に支障をきたす
・月経前のイライラがひどい
【 お身体の状態と見立て】
・ここ4ヶ月くらい痛みが悪化
・ひどいときは腰の方まで痛くなる
・痛み止めを飲んで休んでいても痛い
・経血量は少なくスッキリ出ない
・経血色は鮮やかな赤ではなく暗めの色
・経血の中に血の塊が混ざることが多い
・血塊の大きさは母指頭大かそれ以上の大きさ
・血の塊が出ると痛みが楽になるようなきかする
・婦人科で検査したが子宮筋腫等、問題はなかった
・月経前は乳房が張って痛くなる
半年ほど前から特に仕事が忙しくなり、ストレスが増大。
その影響で身体の巡りが悪くなり、気の滞りが起こる。
その結果、血液の流れも悪くなり痛みなど各症状を生じたと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・気の滞りを解消し、流れを良くする
・血行を改善し、痛みを止める
以上をメインとした施術を行った。
1週に1回のペースで4回治療。 現在は10日~14日に1回で治療継続中。
月経前に乳房が張って痛い感じはほぼなくなってきた。
今まではそれもイライラの原因となっていたので、月経前のイライラも改善されてきている。
月経中の下腹部の痛みはまだ多少残るものの、腰まで痛くなることはなくなった。
無理はせず年末年始はゆっくり過ごそうと思っているとのこと。
【 担当よりコメント 】
月経前や月経中の痛みや不調は痛くても仕方ない、ひたする我慢するしかない、
というものではありません。 それは体調を表わすサインでもあります。
鍼灸治療で毎月、毎日快適に過ごして頂けるお手伝いをして行けたらと思っております。
まだまだ寒い日が続き、 コロナも油断ならないストレスの多い毎日ではありますが、
EDO鍼灸治療院、今年もよろしくお願いいたします。
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40代 性別
排尿回数の増加、腰痛。
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・3ヶ月ほど前から排尿回数が増え、毎晩尿意で目が覚める為、寝た気がしない
・腰が痛い
・お腹がはって痛い
【 お身体の状態と見立て】
・1〜1.5時間、短いときは10〜15分ほどで尿意を催す。トイレから出た瞬間にすぐ尿意を催しトイレに戻ることもある
・1日に20回以上トイレに行く
・夜中に3〜4回、尿意で目が覚める
(睡眠時間は5〜6時間程度)
・仕事がある日は排尿回数が増える
・出勤時、家を出てから会社に着くまで我慢できず途中下車することもある
(通勤時間は約40分)
・排尿回数が多い為か1回の尿量は少なく、すっきりと出る感じが無い
・尿の色は透明ではなくやや濁っている
・口が乾きやすい
・腰(やや下方〜仙骨辺りにかけて)が痛い
・下腹部が張って痛いような感じが続いている
元来、油っこい物や甘い物が好きではあったのだが、食事が偏らないよう食べ過ぎには気をつけていた。
しかし半年前くらいから仕事のストレスで、油っこい物や甘い物に加えて辛い物を過度に食べるようになってしまっていた。
また自宅での飲酒量もかなり増えていた。
このような偏食や過度の飲酒により体内に湿気や熱がこもり、それが膀胱に影響して頻尿、
下腹部のはりや痛みを引き起こしていた。
またその湿気や熱が腰部に滞り腰痛を引き起こしていたと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・身体にこもった熱を冷ます
・余分な湿気を取り除く
・膀胱の状態を整える
以上をメインとした施術を行った。
治療後、2.5時間ほどトイレにいかずに済む。排尿時はかなり久しぶりにすっきり感があった。
治療した日は起きることなく朝まで眠れた。
現在は週に1回のペースで治療継続中。
日中の排尿回数は、
休みの日が3時間に1回、仕事の日でも1.5〜2時間に1回程度となった。
睡眠中は起きても1回目が覚める程度になる。
腰痛、お腹のはった痛みも軽減。
睡眠がしっかりとれているおかげで気持ちが楽になってきた。
【 担当よりコメント 】
ストレスがかかると食べすぎ、飲みすぎになりがちですが、それが結果身体の不調を引き起こす原因となってしまいます。
忙しい日々を送っていますとストレスゼロの生活を送ることはなかなか難しいとは思いますので、
身体を適度に動かすなどをしてストレスとうまく付き合っていきましょう。
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30代 女性
頭痛、汗をかきやすく身体がだるい。
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・半年ほど前から頭痛が続き、ほぼ毎日頭痛薬を飲む(薬を飲むのを止めたい)
・息が切れやすくなり、身体がだるい
・汗が出だすと止まらない
【 お身体の状態と見立て】
・頭痛とともにふらふらと目眩が起こることもある
・仕事が忙しくなると頭痛は悪化
・頭痛薬を飲むと痛みは軽減する
・発熱したり寒気がしたりすることはない
・最寄り駅まで歩いただけで息が切れる
・少し動いただけで汗がダラダラと出て、なかなか止まらない
仕事が忙しく、更に資格取得の試験勉強も行うようになり、休む時間がほとんどなくなった。
仕事や試験のことを考えると食欲も落ち、あまり食べられていない。夜もあまり眠れておらず、
その結果、身体の気血が不足し十分に栄養されないために頭痛、目眩息切れなどの症状が起こる。
また体液が外に漏れ出るのを防ぐ機能が低下し、
汗をかきやすく出だすとなかなか止まらない状態になっていたと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・不足している気血を補い各症状の軽減をはかる
・局所(頭部)への刺鍼により痛みを止める
・胃腸の状態を整える
週1回のペースで治療。
治療後にお腹が空き、久しぶりにご飯が美味しく食べられ、その日の夜はぐっすりと眠れる。
翌日は痛みが軽減。頭痛薬を飲まずに過ごせる。
現在は1.5〜2週に1回のペースで治療継続中。
頭痛薬を飲まずに過ごせる日が増えてきた。駅までの道のりもきつくなく歩けるようになった。
【 担当よりコメント 】
やらなければいけないことが多くなると、十分な休みをとることが難しくなるかもしれませんが、
頑張りすぎは禁物です。
無理をし過ぎて身体を壊さないよう、適度に休みをとって自分の身体を労りましょう。
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20代 女性
喉のつまった感じが取れず気持ち悪い
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・喉に何か(痰や飴玉など)つまっているような気持ち悪さを感じ、それが取れない
・乳房にシャワーが当たるのも痛く感じ、毎日の入浴がとてもストレスに感じる
・イライラして落ち込むことがとにかく増えた
・病院で検査したものの異常は見つけられず来院
【 お身体の状態と見立て】
・唾をのみこんだり咳払いを頻繁にするが、喉のつまり感は軽減せず
・胸が苦しく、ため息をよくつく
・むかむかと気持ち悪くよくげっぷが出る
・便が細くすっきりでない
・便秘と下痢を繰り返している
・気持ちが落ち着かない
・ジョギングなど軽く運動をしたときは楽になるような気がする
複雑な人間関係、それに伴う不本意な引越しや職場変更による今までにないストレスが原因となり、
精神的な緊張や情緒の過度な変動によって気の巡りや水分の巡りが悪くなる。
結果、気の停滞が起こり体内の水分は粘性を帯びる。
それが喉の部分で起こった場合は喉の詰まり感、
胸の部分で起こった場合は胸苦しさ、乳房の張りや痛みなどか出現する。
また巡りの悪さは胃にも影響を及ぼし、吐き気やげっぷなどの症状を引き起こしたと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・停滞している気の巡りをよくし、各症状の軽減
・併せて胃の機能向上をはかる施術も行う
・精神の安定をはかる
週1回のペースで治療。
治療後に喉の詰まり感が無い時間が増える。
5回目の治療後あたりから乳房の痛みが軽減。シャワーを浴びるのがそれほど嫌ではなくなってきた。
生活が落ち着いてきたこともあるが、イライラすることも減った。
現在は2〜3週に1回のペースで治療継続中。
【 担当よりコメント 】
身体を動かすことにより全身の気や水分の巡りはよくなります。
普段運動の習慣がないとなかなかスイッチが入らないかもしれませんが、
そんなときはできる範囲内で軽いストレッチなどからはじめるのでも十分です。
適度な運動、乱れのない食事、快適な睡眠。
そして鍼灸治療で、ストレスに負けない身体作りをめざしていきましょう。
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50代 女性
夜間に足が熱くなりなかなか寝付けない
目次
・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
・就寝しようとすると足が熱くなり不快でなかなか寝付けない
(日中に不快感感が起こることはない、布団から足を出したり、冷たいものにくっつけていたい)
・寝汗をよくかく
・胸苦しい感じがある
・暑がりなので夏がつらい
・ふらふら眩暈がする
・喉がすぐに乾く
・首のこり
【 お身体の状態と見立て】
・夜間、ほぼ毎日きまった時間になるとほてり感がでる(特に夏に悪化)
・起床時にほてり感は消失しているが疲労感は取れていない
・仕事が忙しかった日の夜は特に悪化
・便は硬くコロコロと乾燥している
・赤ら顔である
過労や日々のストレス、急激な気温変化などで陰陽のバランスを崩したことにより陽が異常に強くなり体の内部に熱を生じる。
その結果、足(特に足の裏)が熱くほてる・寝汗・胸苦しさ・赤ら顔などの症状が出現。
また、陰液(血・水などの体液)不足によって頭部が十分に滋養されず眩暈が起き、
臓腑が十分に潤わないことにより喉の乾きや便が乾燥するなどの症状が出たと考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・陰液を補い、全身あるいは臓腑を滋養し潤す
・内側にこもった余分な熱を取り除くよう施術
上記の点を主として週1回のペースで治療を行う。
治療後、便がスッキリ出て身体が楽になる。首のこりも軽減。
3回目の治療後あたりから夜間の足のほてりや寝汗が気にならず、ぐっすり眠れる日が増えてきた。
胸苦しさも気にならなくなり、朝に感じる疲労感も減ってきた。
現在は2週に1回のペースで治療継続中。
【 担当よりコメント 】
梅雨があけ夏本番となり、30℃を超える日が続くようなりました。
この暑さで発汗量が増え、夏は特に陰液を消耗する季節でもあります。
陰液不足による内熱の発生、また身体が潤さわれないために喉も乾き、より冷たいものが欲しくなります。
しかしここで冷たすぎるものを過剰に摂取してしまうと、外部から内部に取り入れた冷えをあたためようとして、
体がさらに熱傾向に傾いてしまうので要注意です。
まだまだ暑い日は続きそうです。お休みの日はなるべくゆったりのんびりして、気・血・水の消耗を少なくしてお過ごしください。
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70代 男性
先週つま先立ちをしたときに左脛に痛み
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・【 お困りの症状】
・【 お身体の状態と見立て】
・【 鍼灸施術方法と経過 】
・【 担当よりコメント 】
【 お困りの症状】
古いブレーカーを上げた時に、つま先立ちをした際にスネにビリっと電気のような痛みが出て、
歩行時にその後より太腿外側、スネに痛みを感じるようになった。
【 お身体の状態と見立て】
動作から考え、腰部、臀部、腿裏、ふくらはぎの筋肉を強く緊張させる動きである。
臀部~腿裏には、坐骨神経が通り、坐骨神経から腓骨神経が枝分かれしてスネに分布する。
おそらく、臀部、腿裏の筋の緊張が坐骨神経を刺激し痛みを出していると考えられる。
筋の緊張を探っていくと、坐骨、腿外側、ふくらはぎに筋の強ばりを確認できた。
【 鍼灸施術と経過 】
施術は、このこわばりの部分を順番に鍼。
灸も臀部に行い、血の巡りを良くする。
施術後は、立位、歩行時の痛みは軽減。痛みの再現は見られなかった。
【 担当よりコメント 】
高いものを取るような動作は、普段使わない筋肉を収縮させるため痛みを発生させやすいです。
踏み台などを使い、安全に作業してくださいね。
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前回の臨床報告『左肩甲骨内側のしびれ・凝り』に書きましたが、
肩甲骨内側にコリや痛みを感じている方は、前鋸筋に固さがみられることが多いです。
前鋸筋とは、脇ばらにあり、肩甲骨を外側に動かす筋肉です。
左肘をついて、右手でマウスのような格好だとこの筋肉が硬く縮こまってきます。
また、横向き寝で下になっている側の筋肉が硬くなってきます。
この筋肉の場所には、凝り感を感じなく、肩甲骨の内側や背中の凝りとして感じます。
なので、施術では肩甲骨の内側に行うだけでなく、前鋸筋や肩甲下筋など脇の筋肉を緩める必要があるのです。
前鋸筋のこわばりは、首痛、肩こりだけでなく、首腰臀部の筋に影響し、腰痛、坐骨神経痛、手のしびれ、呼吸が浅いなどの原因にもなりす。
こまめに姿勢を正し体に癖をつけないようにしましょう。
あくびのように大きく伸びをして、胸・お腹、体の前側を伸ばすのがおすすめです。
西村
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◎胸脇苦満(きょうきょうくまん)とは
・どういった状態?
→ 季肋部(肋骨の下の部分)から脇腹に、重苦しい、不快感、圧迫感、脹満感などの症状があらわれる。
押圧すると嫌な感じ、圧痛がある。
・どういう人(時)になりやすい?
→イライラしやすい、情緒の変化で悪化する
・どういう症状が出やすい?(随伴症状)
→食欲不振、嘔吐、口が苦い、咽の乾き、目眩、悪寒と発熱を繰り返す、頭痛など
・鍼灸のアプローチ
→ 鍼灸治療により停滞した状態の気の巡りを良くし、気の流れを通じさせ胸脇部や諸症状の緩和をはかります