伸びているら痛い?縮んでいるから痛い?
鍼治療に色々、やり方や流派みたいなものがあります。
私は、解剖的、機能的に身体の状態をまずチェックします。
そのひとつの方法として、身体を動かしてもらい、動きを観察し問題のある筋肉・関節を鑑別していきます。
動きおチェックする事で、必ずしも患者さんが痛いというところに問題がなく、他の部位に問題があることが分かってきます。
例)左側に首を傾けると、左首が痛い患者様
↓このあたり
動きをみると、左に首が倒れません。また倒した時に痛みが出ます。
この時、右側の首の筋肉が縮んで伸び辛くなっており、左側に痛みがでていると考えられます。
なので、右側首に鍼をすると、左側の痛みがなくなることがあります。
このケースですと、右側の筋肉は左側が縮まることによって、伸ばされるストレスがかかり痛みが出ています。右首をストレッチするとより痛みがひどくなるパターンが多いです。右左どちらが縮んでいるか鑑別が重要です!
筋肉を押すと硬い・痛みがある=筋肉が縮まっているではないことを覚えておいてください。
むやみにストレッチする患者さんがいますが、痛みを長引かせていることもあります。
もちろんストレッチした方が良い部位もあります。その辺りも施術時にお伝えしております。
肩こり予防、腰痛予防などの、エクササイズ分からない場合は聞いてくださいね。その方の身体の状態により違いますので。
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