意外だった患者様
カスタマーハラスメントについて頻繁に耳にする世の中です。
昔勤めていた鍼灸整骨院でクレーマーがいました。それも、プロです!賠償金を貰うためにクレームをつける人だったということです。
その方は「お灸をされてその跡が火傷になった。どうしてくれる!」という内容を電話で言ってこられました。私がお灸施術をしたわけではなかったので、直接のやりとりはしていませんが、訴訟にまで発展しました。当時の院長は夜も眠れない程のストレスで大変だったのを覚えています。
弁護士もついてやり取りをしていました。ところが、その方は他の鍼灸院や整骨院でも文句を付けて賠償金を貰うのが目的の詐欺師だったことが分かりました。最終的に院長が勝ちました。
上記のようなお方は珍しいと思いますが、そういう人が存在するという事を知りました。
鍼灸院等では、施術後のお身体の変化に関する問合せはたまにあります。
例えば、「五十肩で鍼の後に痛みが移動した。」五十肩の場合は施術後に可動域が変化して元々痛かった箇所が痛くなくなり、痛みの箇所が少し変わることは起こりえます。
最初に書いたお灸詐欺師の方は実は火傷ではなかったのですが、「お灸の跡が残った」は今までに言われた事はありません。自分でお灸をして火傷をしたという方が多いです。かなりいるので、それだけお灸が普及しているとも言えますね。
四国や関西の出身の方で、「お灸は火傷が残るもので、それが当然だと思っていた」と仰る方がいます。現代ではお灸で火傷をしたとしても、治るぐらいの程度だと思います。昔はお灸痕が付くぐらいでした。ただし、直接皮膚にお灸をする場合は火傷がないとは言い切れません。
(以前、お灸についてEDOブログで書いたことがあるのでそのリンクを貼っておきます。
お灸の紹介 投稿日 2019/11/14。)
鍼の内出血の事をお話になる方もいます。
内出血は体質によってはできやすい方がいます。同じように施術をしてもその日のお体の状態によってできる場合もあります。
内出血は自然に消えるので心配は入りませんが、できて嬉しいものではありません。内出血の場所を温めると吸収が早くなって早く治ります。
不安や疑問があれば担当までお問い合わせください。
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