湿気が多くなる頃の体調不良
適度な水分はからだを潤わせ、健康を維持するために必要なものですが、余分な水分は体に溜まり、様々な体調不良の原因になると考えられています。
余分な水分が溜まる原因と言えば水分の取り過ぎを考えますが、外からの影響もその原因になります。東洋医学では過剰な湿気を「湿邪」と呼び、体内に必要以上な水分を増やし、あちこちに溜まると、むくみや頭痛、めまい、食欲不振など、様々な症状を引き起こす原因と言われています。
さらに過剰な湿気は胃腸を弱らせるとも考えており、胃腸(脾胃)は乾燥を好み、湿気を嫌う性質があるため、湿度の高い梅雨や夏に、食欲不振や消化不良が多く、乾燥する秋には食欲の秋と言われるほど食欲が増し、消化が良くなってきます。
大切なことは、水の巡りを整え、余分な水分は外に出すことです。水を外に出す働きのある食べ物を取り入れ、滞りの少ない体を目指しましょう。
体内の水の巡りを良くしてくれる効果がある食材です。蒸し暑くなる梅雨以降によく食べている食材ではありませんか?
●黒豆・ハト麦などの豆類
●きゅうり、ゴーヤなどの瓜類
●昆布、わかめなどの海藻類
« 前の記事:大腸内視鏡検査 – coloscopie
次の記事:症例報告:体重の急激な増減、手足のむくみ重だるさ »