昨日(2022年1月10日月曜日)NHKで「東洋医学ホントのチカラ」が放送されていました。

 

NHK健康チャンネル【特集】こころと体を元気に!東洋医学ホントのチカラ 鍼灸・漢方薬・太極拳・ヨガ

 

ご覧になった方もいるかもしれません。NHKで東洋医学関連の番組が放送されるようになってかなり経ちます。番組が放送されるとしばらくは反響がありますし、番組を見て鍼灸院に来院される方もいます。

 

私も番組を見ていましたが、今回の放送で印象に残ったのは呼吸に関することでした。というのも、マスクを着けている時間が増えて、呼吸が浅い人が本当に多いからです。コロナ禍の前も呼吸が浅い人は既に多かったのですが、マスク生活でさらに呼吸が浅くなっています。

 

呼吸が浅いと肩や胸を使って呼吸を行うので、肩こりや疲労感にも繋がります。呼吸関連で使う筋肉が緊張するので体のコリにも繋がりますし、コリだけに留まりません。自律神経のバランスが乱れてイライラします。呼吸が浅くなって酸素を取り込もうとすると口呼吸になります。口呼吸だと、口が乾燥して喉が痛くなりやすくなり、顔がたるみやすくなってフェイスラインにも影響します。

 

意識してゆったりと呼吸をしてみましょう。番組では「鼻から4秒かけて吸って、鼻から6秒かけて吐く」と婦人科医の高尾美穂先生が話していました。

 

深呼吸のポーズで呼吸をすると、より深く呼吸をしやすくなります。息を吐きながら腕を横から頭にあげて、息を吐きながら腕を前から下ろす動きがありますね。腕を動かすと呼吸筋、横隔膜も動かすことになって自然に呼吸が深くなります。

 

鍼を受けている途中で「呼吸が楽になって深く息が吸えるようになってきた」と言う人は結構います。深い呼吸ができるように体の緊張を取るとよいですね。
私たちは呼吸をしないと生きていけませんが、呼吸は健康な生活のための鍵でもあります。呼吸に意識を集中してみてください。

« 前の記事:

次の記事: »