冬らしい寒さをあまり感じなかった11月とはうってかわり、12月に入り一気に冷え込んできましたね。気温が急激に下がると、身体が冷え、血流の巡りが悪くなり、内臓(とくに胃腸)の働きが低下しやすくなります。

寒さによる内臓の働きの低下、年末年始の飲み過ぎ・食べ過ぎによる胃腸へのダメージの蓄積は、身体に余分な熱を籠らせてしまい、胃の痛みや不快感だけではなく、様々な体調不良の原因にもなります。

 

症例報告:便秘、歯茎の腫れや出血

 

年末年始に体調を崩しやすい方はお灸やツボ押し、食養生で体調管理を行ってみてはいかがでしょうか?

 

胃腸に負担をかける食べ物

あ ぶらっこい(脂っこい)

あ まい(甘い)

な まもの(生もの)

つ めたい(冷たい)

か らい(辛い)

→頭文字の「ああ、夏か」で胃腸に負担をかけやすい食べ物を覚えましょう。飲み過ぎ・食べ過ぎで体調を崩しやすい方は、偏ってとっている食材かもしれません。食べる量に気をつけましょう。

 

胃腸の疲れをとるツボ

①関元(かんげん)→ヘソから指4本分下にあるツボ。お腹の冷えや便秘に効果がある。

②中脘(ちゅうかん)→みぞおちとヘソの真ん中にあるツボ。胃腸が弱っている時には治療でもよく使われている。

③天枢(てんすう)→ヘソから指3本分外側にあるツボ。消化器系の不調によく用いる。

 

※お灸がない時は、水を含ませたタオルを20秒程電子レンジで温めて作った蒸しタオルでも代用できます。温め過ぎは火傷の原因になるので注意して下さい。

指で押してもオッケーです。痛いけど気持ちいいくらいの強さで、10~20秒の持続圧×3回を目安に行います。

小守

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