症例報告:食べるとお腹をくだす
30代 女性
食後に起こる下痢
目次
【 お困りの症状】
・お腹の不調
・外出時に食事を取るのが怖い
・胃のあたりがもやもやしてスッキリしないため食欲があまり出ない
・顔色が悪い
・寝ても疲れがとれない
【 お身体の状態と見立て】
・食事後、お腹が張り軟便となる
・温めると症状は楽になる
・食事の偏りで悪化
・手足の冷え、むくみ感有り
食べるとすぐに腹鳴や腹痛が起こりお腹をくだすが食べなければ何事もなく、
また食べると下痢になるという状態を繰り返す。
気血の生成が不十分なために四肢や顔部が滋養されず、疲労感が取れず顔色が悪くなる。
【 鍼灸施術と経過 】
飲食物から栄養を生成し全身に送る機能の低下により腹部の脹満感、食欲減退、
便がゆるくなるなどの症状があらわれている為、脾胃の機能改善をはかるよう鍼施術。
腰部や腹部などに施灸。また、顔面部にも刺鍼。
1週〜10日に1回のペースで5回治療を行う。
食事のお腹のはった感じが減る。
その後は2週に1回ペースで治療、顔色も良くなり、身体のだるさも改善。下痢の頻度が減り、
外出時にトイレが気になる回数も減る。
現在、月に1回のペースで治療継続中。
【 担当よりコメント 】
脂っこいもの、消化しにくいもの、なま物、冷たい物を避けた食事を取るようにアドバイスしました。
飲食物からの栄養が全身にいきわたるようになると、疲労感も減り顔色も良くなります。
そろそろ気温が高くなってきましたので、冷たいものを摂りすぎないよう気をつけましょう。
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