30代 女性

てんかん発作がなくなった方の症例です。

目次

 お困りの症状】

 お身体の状態と見立て】

 鍼灸施術方法と経過 

 担当よりコメント 

 

 お困りの症状】

・てんかん持ちで貧血気味になると意識消失を起こす。意識消失を起こす時は酷い痛みを感じる。

・気圧の変化が多く湿気の多い時期になると貧血気味になる。

・睡眠不足になると噛みしめがひどくなり、側頭部の偏頭痛が出現。

  

 お身体の状態と見立て】

・上半身全体が緊張している。肩甲骨内側の硬さが顕著。

・仕事量が多くなると舌に歯型が強く残っている。

仕事で0時を過ぎてもPCで仕事をしていることもあり、寝つきが良くない。仕事の緊張で睡眠不足になって疲労が蓄積している。身体の疲れが脳の神経活動に影響して意識消失の発作が出ると思われる。梅雨の時期が苦手とのことで、体に湿気が溜まることも発作につながる。

 

 鍼灸施術と経過 

・体全体の緊張が強いので、気のうっ滞を流す鍼と灸。その日の状態によってはマッサージも行っている。

・最初はてんかん治療ではなく不定愁訴に対する鍼灸治療をおこなっていた。てんかんの発作が出て予約をキャンセルということがあり、北京鍼灸研修でてんかんにたいする鍼灸治療を見学していたので、てんかん発作を観点に入れての鍼灸治療に切り替えた。

・体の水はけを良くする足首の内側周辺にお灸と鍼をセットで行う。

・鍼灸治療の反応が素早いタイプの方で、軸索反射(鍼を打った周辺が赤くなる)も顕著に出る。

・てんかん治療に対する頭部鍼を行っている。

・二週間に一回のペースで鍼灸治療を継続中。

 

 担当よりコメント 

鍼灸治療を始めて一年後、てんかんで通院している病院の主治医から経過が良いから薬を変えても良いかもしれないと言われた。ご本人も発作が出なくなったことを実感しており、発作がなくなっていることをお話ししていた。最初の来院の頃に比べてご本人の印象も柔らかくなった。鍼灸治療で身体の状態を整えることが必要だと思われていて定期的なメンテナンスを希望されている。


・EDO鍼灸治療院の症例報告

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