症例報告:寝ると首が痛い
44歳 性別男性
3か月前より、寝違え様の痛みが続いている。特に寝起きが痛みが強い。
目次
【 お困りの症状】
・仰向けに寝ると右首~肩甲骨にかけて痛む
・朝が特に辛く、右側に首が回らない・倒せない
・普段から肩こりは感じている
・3か月以上続く痛み
・病院ではストレートネックと言われた
【 お身体の状態と見立て】
・首の可動域が減少 後ろに首を反らせない
・右肩甲骨の動きが悪い、右肩を前に巻き込んでいる姿勢 小胸筋・前鋸筋の硬さ
・猫背が強く、頭の位置が偏りだいぶ前にきている。
・上半身全体のこわばりが強い
首に痛みが出ているが、問題は肩甲骨の動きの悪さにあり、仰向けに寝る時は肩甲骨が背中側に動いていかないといけないが、肩甲骨前の筋(小胸筋・前鋸筋)のこわばりの為、肩甲骨が後ろに来ない。そのため首の筋が引きつって痛みが出ていると考えられる。
【 鍼灸施術と経過 】
・肩甲骨の動きを阻害している筋緊張を鍼で緩める
・PC仕事で上半身の緊張が強くなっているので、手足のツボで調整
・上腹部に緊張があり、猫背の原因になっている為、鍼+灸
・鍼と灸で、肩甲骨・体幹を緩め動きやすい状態を作ったうえで、肩甲骨周りの動きをつける導引
・一回目の施術で痛みは 10→4 3回目の施術でほぼ痛みなし
・鍼施術を受けると、胃もたれも調子良くなるとの事、継続して施術を行い、体全体をケアしたいとの事。
【 担当よりコメント 】
首の痛みの原因は、首だけにはありません。特に肩甲骨の動きに関係しています。万歳して腕が耳の位置に来ないと、肩甲骨の動きが悪くなっている可能性大です。デスクワークが続いたら、立ち上がり肩甲骨を動かしてあげましょう!
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