氷水につけたように感じる脚の冷えと首のつまり感
40代 女性
【 症状】
・膝から下が氷水につけたように冷える感じがする
・脚の冷える感じで目が覚めてしまい、毛布で脚を包んでも温かくならない
・首がこり、詰まったような感じがする
【 検査と見立て】
・触診するとふくらはぎ、腰、お腹の冷え感が強い
・首〜背部の緊張が見られる
・在宅ワークにより通勤が減り、運動量も減った
・真夏の暑さもあり、常に冷房がついた環境にいる
【 鍼灸施術と経過 】
・身体全体に鍼施術、特に首が過緊張となり熱がこもっていた為、緊張を緩め巡りをよくする
・冷え感の強いふくらはぎ、腰、お腹と足裏、足首に施灸
出来る限り、足首を覆う長さの靴下やレッグウォーマー、腹巻きなどで冷房対策をして体温を逃がさないようにしてもらう。
週2回のペースで治療を行い、6回目の治療後から脚がぽかぽか温まる感じとなる。
9回目の治療後、早朝に脚が冷える感じで目が覚めてしまうことがなくなる。
首〜背部の緊張、熱感も取れる。
週1回の治療を5回、脚が冷える感じは現れず消失。
現在は1.5〜2週に1回のペースで体調管理の為治療継続中。
【 コメント 】
30℃を超える暑さが続き、在宅時はもちろん電車や職場、お店等でも冷房がきき、
更に冷たい飲み物や食べ物の摂取量も増え、身体が思った以上に冷える状態となっていた。
また、在宅ワークになり運動量も減少した為、身体全体の巡りが悪くなり、気・血・水の滞りが起こり、下半身が冷え、熱が上に上る状態となっていた。
これからやってくる冬の寒さも同様ですが、
身体の冷えが様々な体の不調を引き起こす原因になっていることもあります。
足首や首元、腰、お腹周りを温めると下半身の冷えに効果的です。
しっかり冷え対策をして快適な毎日を過ごしましょう。
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