10月初旬にトルコに行ってきました。

連絡の取れなくなった先輩のこと等考えていて、行く事を決めました。

カッパドキア、パムッカレ、コンヤ、エフェソス、イスタンブール。おかげさまで満喫しました。
10月のトルコの気候がどういう感じなのかが分からず、気候のことが一番の懸案事項でした。出発の数日前に添乗員さんから電話があり「タケノコ方式で、寒ければどんどん上に着るのが良い」というアドバイスがあり、その通りでした。

10月はトルコの旅行ハイシーズンとのことで、一番良い季節だったようです。パムッカレは夏は48度になり、トルコ人のガイドさんも暑すぎるので夏はガイドの仕事はしていなかったそうです。1日の寒暖差も大きく、あの独特の地形は厳しい風土所以のものなのだと思いました。

トルコは広いので地域によって気候、風土、食事が違います。面積は日本の2倍。イスタンブールがあるマルマラ地方、エ ーゲ海地方、地中海地方、南東アナトリア地方、東アナトリア地方、中央アナトリア地方、黒海地方といった 7 つの地域に分けられます。トルコ中央部から西のエーゲ海沿い、イスタンブールの方を回りましたが、バス移動の時に車窓が変化していく様子が面白かったです。エーゲ海沿いのギリシャに近い地域は人も風土もギリシャ人に近いですね。

今回、カッパドキアの洞窟ホテルに泊まることができました。トルコの世界遺産カッパドキアでは、火山灰や溶岩が長年の風雨によって浸食されてできた分厚い凝灰岩の地層ができています。幻想的な岩石や洞窟から成る美しい遺跡群です。カッパドキアには凝灰岩を利用して作られた洞窟ホテルが多いです。それを目当てにいったわけではなかったので、凝灰岩を削ってつくられたホテルはユニークで、しかも居心地もよかったです。

カッパドキアは、古代オリエントの王国ヒッタイトの中心地として栄え、6~9世紀には迫害から逃れたキリスト教徒が移住し、岩石を彫り削って地下都市や教会を造り上げました。凝灰岩を掘って作られたカイマクル地下都市は面白かったです。生活や信仰の痕跡が垣間見られます。カッパドキアは自然と文化の遺産が素晴らしいです。1985年に世界遺産に登録されています。

ちなみに、私たちのグループが帰国した翌日にトルコで日本人を乗せた観光バスが横転という事故がありました。タイムリーで驚きました。私たちもバスで長距離移動をしましたが、安全運転で道も平坦だったので、どの辺りで横転したのだろうと思いました。無事に帰国できて良かったです。

ヒエラポリス。古代遺跡が横たわる温泉プール

あまりツアーで海外に行くことがないのですが、トルコは勝手が分からないのでツアーに参加しました。それも良かったです。旅行行程の効率の良さ、個人旅行にはない面白さがあります。色んな方が参加していて、普段出会うことのない方々と旅を共にするのも良いものですね。

中島

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