症例報告:慢性腰痛と生理の不具合
40代 女性
腰痛と生理関連の不具合
目次
【 お困りの症状】
・初診時には生理が半年ほど止まっていた。
・慢性腰痛でたまに右脚に痺れが出てぎっくり腰になる。
・(治療後)生理再開したのは良かったが、生理前の吐き気がひどい。生理が来ると吐き気はなくなる。
・仕事が気になって夜中に目覚めてしまい睡眠時間が少ない。常に仕事の夢を見る。
【 お身体の状態と見立て】
・下腹部が冷えている。
・仙骨周辺を押すと気持ちがいいと訴える。
・脊柱の右側が盛り上がっている。
長年のパソコン使用で猫背症状が強く、姿勢による内蔵圧迫がある。血液循環が悪くなっていると思われる。
【 鍼灸施術と経過 】
・週一のペースで治療を8回続けた頃に生理が再開。
・背中の緊張が強い時に長針を使用。(長い針を皮膚に対して水平に刺す)
・股関節周りの鍼とお灸を毎回行っている。EDOに通い始めてからしびれ、ぎっくり腰にはならなくなった。
生理前の吐き気についてはお腹の冷えを取るようにすると改善傾向はある。ただ、仕事で帰宅時間が遅く食後すぐに就寝してむかつくとの訴え。食事と就寝の間隔をもっと空けるようにお願いしている。
担当 中島
【 担当よりコメント 】
職種がハードワークでストレスが強い。運動やストレッチの時間を取るのも難しいかもしれません。生理が止まっていたのもうなずけるほど多忙な方です。鍼灸治療の時間でなるべく緊張をとる、免疫力を高める、精神的にリラックスできるようにと心がけて施術しています。
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