音楽の治療効果
「自分でも鍼をするんですか?」と聞かれることが多いです。
鍼灸師は自分自身で鍼やお灸をする人は多いと思います。
私も鍼はたまにしますが、私が自分のケアでしていることは鍼以外でも多いです。
そういう手段のうちのひとつが音楽です。
ここの所涙腺が弱くなっているようで、コンサートに行くと感動して泣いてしまいます。
先日サントリーホールに行きましたが、やはり感動して涙を流していました。
スメタナ:交響詩『わが祖国』より「モルダウ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
曲目もスラブの情熱を感じるものばかりでした。
新世界の第2楽章で目を閉じたらあまりに美しくて涙が出ました。
プラハ放送交響楽団も凄いですし、サントリーホールも素晴らしい。第3、第4楽章も感涙。
全てにありがとうと言いたくなるような圧倒的なものでした。
鍼灸には「刺絡」と言ってわざと血を出す方法があります。
うっ滞しているものを取ることによって刺絡をした途端、もの凄くスッキリしたという方もいます。
涙も精神的な意味で似ています。溜まっていた何かが涙として出たような感じがします。
自分を解放する手段をいくつか知っていると、特にストレスには有効なのではないかと思います。
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