中国研修に行くと、よく朝食に「緑豆粥」が並んでいます。
日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、緑豆はるさめの原料、もやしの元の姿が緑豆です。

緑豆は薬膳としてもよく使われる食材で、利尿作用、解毒作用があります。
老廃物を流し、余分な水分を出してくれるのでむくみにも良く、便通もよくしてくれて、吹き出物にも良いという魅力的な食材です。

私の知っている中医師の先生は緑豆を食べるだけでなく、すりつぶして皮膚にパックする方法も指導していました。実際、台湾や韓国では緑豆パックを手作りして肌のケアをしているようです。

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緑豆は体の余分な熱を取ってくれるので梅雨から夏にかけて特にお奨めです。
便秘気味の方や高血圧の方には最適です。
常食しても良い食材ですが、熱を取る作用があるので、冷えがあって下痢気味の方はほどほどにしてください。

乾燥した状態で売られているので水で軽く洗ってから一晩ぐらい水に浸しておいてから茹でます。
緑豆はそのまま茹でただけでも優しい味で美味しいですが、ご飯と一緒に炊いたり、茹でてから「緑豆ぜんざい」にしたり、色んな食べ方が楽しめます。
私は緑豆を茹でて最後にクコの実をいれて食べるのが定番です。

先日、少し長めに2、3日水に浸しておいた緑豆がもやしになりかけていました(写真)。
この状態でもとても美味しかったです。

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緑豆で体のデトックスをしてみては如何でしょう。

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