お尻から足にかけての冷え
30代 女性
【 症状】
・お尻から足にかけて冷えを感じる
・座っていると冷たくなる
・足がむくむ
・腰痛がある
・風呂上がりのアイスが習慣となっている
【 検査と見立て】
・臀部の筋緊張が強い
・骨盤から下肢にかけて浮腫みと冷えがみられる
・在宅ワークにより運動が減り、ますます冷えを感じるようになった
長時間の座り仕事により、臀部・鼠径部の筋肉の凝りにより臀部から下肢にかけて血流循環が滞っていると考えられる。また冷たいものの過食によりお腹もひえていて症状を悪化させている模様
【 鍼灸施術と経過 】
・お腹の冷えがあるため、お腹周りに鍼+温灸 臀部・腰・下肢・鼠径部にはしつこい凝りがあるためしっかりめに刺鍼+腰・臀部・仙骨に灸を行う
・座り方もお尻が前にずれるような浅い座りになっているので、骨盤を立てて座るようにアドバイス。
・アイスは出来るだけ控えて、どうしても食べたくなったら熱いお茶といっしょに食べるように伝える
週2回のペースで6回の治療を行った。またご自分でもお灸をやってみたいとの事で、せんねん灸の方法をお伝えした。
症状は回を重ねるごとに改善。訴えられていたお尻から足の冷えの改善以外にも、生理痛が軽くなったと喜んでおられました。
【 コメント 】
長時間同じ姿勢に、運動不足が重なると、筋肉の凝りは酷くなる一方です。やはり適度な運動は必要です。
蓄積したコリは冷えやむくみ痛みを引き起こします。我慢しないで酷くなる前の鍼灸治療がおすすめです。
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