今日は朝からぎっくり腰の患者さんがこられた。

建設現場で仕事をされている方で、資材を持ったときにぐきっとやってしまったそうだ。
同僚の方に支えられてやっと来られた。(う~ん重症だな)
今日本橋は、ビルの立替の建設ラッシュで現場の方は忙しく働かれている。

状態をみると・・・
・右腰に痛みで体重を乗せられない。
・腰が右側に出っ張っている(逃避姿勢)
・腰が伸びない(後屈で痛み)
・歩くのがやっと。何かにつかまってないと歩けない
・しゃがんで立つときに腰が痛み伸びない

話を詳しく聞いてみると、、中腰で中途半端な姿勢で腰を伸ばしたときにやってしまったらしい。

治療

とりあえず歩けるくらいにはしたいなと思い治療を始めた。

右足の小指側のツボからはじめ、腰~腿~ふくらはぎのツボに順に鍼を打っていく。右足の小指はズ~んと響いたみたいだ、そのまま首を動かしてもらい運動鍼。
徐々に腰周りが緩んできたようで動きがスムーズになってきた。
腰を反らすと痛みが強く出るようで、お腹側の筋肉(腸腰筋)を足のツボを使い緩めたところ腰を伸ばすのが楽になったようだ。

ベットからの起き上がりも、腰の痛みが減り、立ち上がりもスムーズになった。右側にでっぱていた腰も大分まっすぐになり、腰が伸びた感じ。
本人も大分楽になったとおっしゃっておられました。

この後どうしても仕事だそうで、テーピン具で腰周りをテーピングで補強した。
あまり無理はなさらないでくださいね・・・

この方は、仕事柄腰に負担が大きく。ぎっくり腰を何度も経験されています。
ぎっくり腰を繰り返すかたは、体の使い方を間違っている場合が多くみられます。(例えば、ちゃんと屈まないで重いものを持つなど・・・)
このようなかたには治療も必要ですが、繰り返さないためには、正しい体の使い方を身につけていただくこども大切です。
仕事により、体の使い方・姿勢はさまざまです、仕事内容を考慮して、その方にあった体の使い方をアドバイスしていくことも私達の仕事です。
面倒くさがらずに、ちゃんと聞いて下さいね(笑)

EDO鍼灸 西村

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