立ったり座ったりしているのがつらい
【 症状 】
・腰から下に力が入らない感じが続く(立つ座るの姿勢を保持するのがつらい。体勢をくずしたり寄りかかったりでなんとか誤魔化して過ごしている)
・血の気が引くような感じで気持ち悪くなる
・トイレが近い(10〜15分に1回、もしくはトイレ出た瞬間に再度行きたくなるが出ない)
・頭の中に霧がかかった感じ、ふらふらすることが多い
・少し動くとすぐに汗が出るがそれ以外は手足が冷え、寒く、足のしびれ感もある
・何にも興味がもてず、やる気がでない。
【 検査と見立て 】
・胃〜臍の辺りが他に比べるとかなり冷たい
・脈は弱く舌の色は淡い
・環境の変化などでストレスがかかり症状が悪化
臓腑の機能低下に加え、身体を温める機能が低下している。
【 鍼灸施術と経過 】
◎気の不足による症状
(元気がない、気力がでない、疲労感など)
◎血の不足による症状
(頭がふらつく、血の気がひく、足の痺れる感じなど)
◎寒冷症状
腹部、手足の冷え
上記各症状を改善するように鍼施術。
腹部に施灸を行い、温め陽気を高める。
また自律神経のバランスを整えるよう頚部にも刺鍼。
週1回のペースで治療を行った。
3回目の治療後から手が温まるようになり、足腰に力が入る感覚が戻る。座りの姿勢がつらくなくなる。
5回目の治療後より腹部の冷たさもなくなり、トイレに行く回数が減る。
10回目の治療後より、足の冷え、ふらつきが軽減。
現在、1〜2週に1回のペースで治療継続中。
【 コメント 】
・身体を冷やすような冷たい飲み物、食べ物、生物の摂取を減らす
・へその周りを腹巻、カイロ、湯たんぽなどを使い温める
特にこれらに気をつけて生活してもらいました。
身体が発するサインはどれも重要です。
何かいつもと違うな?と思うことがあればお気軽にご相談ください。
« 前の記事:しばらくケアができていなかった首肩こり
次の記事:症例報告:在宅ワークで増えた首痛・頭痛 »