「未病」の治療に鍼灸治療
慣れない環境での新生活は緊張の連続で、疲れているはずの体や心のダメージに気づきにくくなっています。
連休明けに「やる気が起きない」「だるさを感じる」人が多いのは、気づかないうちに蓄積された疲労が取れていないからかもしれません。
だるさとは、心身が疲れた時に感じる疲労感や倦怠感のこと。運動や肉体労働による筋肉的な疲労、気疲れによる精神的な疲労、運動不足や同じ姿勢が続き起きる血行不良、ストレスや不規則な生活習慣による自律神経の乱れや栄養不足など、一言でだるさといっても様々な原因があります。
だるさは体からのSOSサイン。放っておくと心身の様々な不調につながる事もあります。未病のケアを意識して新生活を始めましょう。
気持ちが疲れた時のセルフケアのツボ
ダン中(だんちゅう)
→体の正中線上(胸骨の上)、左右の乳頭を結んだ線上にあるツボ。頭の方向に向かって軽く押し上げるように押す。
神門(しんもん)
→手のひら側、手首のシワを親指側から小指側に向かってすすみ、凹みの部分にあるツボ。凹みを見つけ、軽く圧迫したら親指を左右に動かしながら押す。
※ツボの刺激は気持ちがいい位を目安にして、強く押しすぎないように注意してください。
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