昨日は母校、国際鍼灸専門学校の同窓会総会に出席してまいりました、自宅は学校の近くなのですが、なかなか伺えずにいました・・・すみません。

その中で鍼灸の名門校、後藤学園の理事長、後藤修司先生の講演がありました。
内容は鍼灸をとりまく国際情勢というものでした。鍼灸は戦地や被災地またなど物資の乏しい所でも活躍しているということ、アメリカではセレブ層が美容鍼が流行っているということなど、色々為になるお話でした。

とくになるほどなと思ったお話。

『肩こり』という言葉ですが、これは日本独特の表現で海外には同じ意味の言葉ありません。外国人は、肩の痛みなどと表現するそうです。

日本人は、昔から『こり』という微妙な体の変化を言葉で表現していて、『こり』が痛みになる前に対処していました。その例として、母さんお肩をたたきましょという歌や、肩たたき券、お風呂にゆっくり浸かるなど、体の歪みが小さいうちにそれ以上酷くならないようにするセルフケアをしていました。

ところが最近の日本人は、厚生省のデータ(少しデータ古いです)によると肩こりにたいして何もしないという回答が一番多かったそうです。ちなみに2位は売薬をのんだりつけたりしているです。鍼灸マッサージは3位です。

『こり』は体に歪みが出来ているよというサインです。
『こり』という小さな歪みのうちに、治しておく事が大事です。大きな病気にかかりずらくなります。

昔から日本人は繊細な感性をもち小さな歪みのうちに対処する知恵をもっていました。

現在の日本人は、昔とは生活の様式が変わり、体に対して鈍くなっているのかなと感じています。

肩こりは確かに辛いですが、体が治りたがっているサインです。
そんな時はお子さんに肩を揉んでもらうとか、お風呂にゆっくり浸かるなどして体を休めてあげて下さい。
お灸も肩こりにはぴったりですね。

EDO鍼灸 西村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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