EDO鍼灸治療院では一部、中国から送ってもらった中国針を使用しています。中国の針は日本の針とは形状が違います。中国針の方が良いと判断した方々に使用しているので、全ての方に使っているわけではありません。日本で手に入る中国針だと針先が痛く、治療に使うのにベストではないのでこれなら大丈夫というものを中国の信頼の置ける所に頼んで送ってもらっています。

今回は二箱に分けて送ってくれた所、一箱はスムーズに届いたのですが、もう一箱が税関に留め置かれました。針は医療機器扱いなので、大量だとたまに税関に引っかかります。

中国針を輸入する理由、必要性、緊急性、日本で手に入るものを使えない理由、これだけの数量が必要な理由、鍼灸師の責任、鍼師の免許、などなど書類の提出が求められます。
それぞれ理由があるのでそのまま嘘偽りなく記載します。

前にも一度税関に引っかかった事がありますが、その頃はFAXで書類をやり取りしていたので、書類を送るシステム自体は今の方が格段に便利になりました。現在では専用のインターネットサイトを通して申請します。インボイスの書き方がダメだというので、中国側にお願いして送り直してもらい、留め置かれてる東京税関に保留国際郵便物事前内容点検願書を作成してもらいました。訂正を繰り返し、やっと到着しました。

インボイス制度が変わったので少々時間がかかりました。中国から送ってくれた方が中国やベトナムにクリニックを持っていて、忙しく飛び回っているお方です。それで遅れたのもあります。

手続きが終わってみるとあっけないですが、書類が差戻しになり、休日の日もメールが来たり、個人的な携帯番号にも電話がかかってきました。なるようにしかならないことですが、ストレスになっていました。何も悪いことはしていないので、手続きを踏むだけのことです。認可を待つのみですが、あまりに長い時間かかり、もう届かないのでは…と最悪の場合を覚悟したり。

 

流通、貿易関係の方々がぼやいていた気持ちが少しだけ分かりました。海外とのやりとりは時間もかかりますし、必要書類のやり取りが国を隔てると時間がかかります。何はともあれ良かったです。

※参考

苏州医疗用品厂有限公司
北京中研太和

上記は中国針のメーカーサイトです。

« 前の記事:

次の記事: »